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見える子ちゃん考察|謎の列の正体は?行列は霊たちがあの世へ成仏するため?

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人気ホラー漫画『見える子ちゃん』に複数回出てきた「謎の列」。普通の人に見えないモノたちが行列を作り、行列の先頭で得体の知れないものに食べられているという、謎の怖い行列…。一体あの謎の列は何なのか?考察をまとめました。

 

 

見える子ちゃん|謎の列について

ミセドの横の路地にある謎の列

 

原作漫画4話で親友のハナとドーナツショップ「ミセド」の列に並ぼうとした時に、歩きスマホでうっかり並んでしまったのが「謎の列」。

 

花のおかげで見えざるモノたちの行列から抜け出したのは良かったのですが、その列の先頭では、並んでいる幽霊・化物たちを食べている、大きな化物がいました。

 

建物の隙間から出ている不気味な化物が、並んでいる人の頭をバグっと食べています。

 

 

再登場した謎の列

原作漫画12話で再び登場した謎の列。この回では痴呆症のおばあちゃんの元に現れた数字を連発する幽霊で、正体は亡くなったおばあちゃんの旦那さん(おじいちゃん)。金庫のダイヤル番号(暗証番号)を教えに見える子ちゃんとおばあちゃんの前に現れたようです。

見える子ちゃんの機転で金庫を開けて中にしまわれていた亡き夫からの手紙と手櫛。櫛を頭にさした途端に痴呆が吹っ飛んでしゃきっとした明るいおばあちゃんになり、めでたしめでたし――。

 

でしたが、次の日のミセド横の謎の列に並んで例の怪物?化け物に食べられているおじいちゃんの姿が…。

 

再度の登場!ファミレスでの謎の列

28話でファミレスでゴッドマザーの異名を持つ霊能力者ミツエと話している時、ミツエは「謎の列」があることと(定時になるとこのファミレス内でも列ができること)をミコに話します。

 

ミツエ自身には明確に見えていないものの、「謎の列」を知っている・認知しているのはさすが霊能力者ですね!

 

店内に幽霊・化物の列ができましたが、実はあちこちにできていることをミコに教えました。

 

 

ミコが2回も見ていたミセド横の路地のことも知っていたミツエさん。

そしてファミレスの列の先頭はドリンクコーナー。機械が設置された場所に3体の顔の化物が出てきて列に並んだ幽霊・化物たちを食べていきます。

 

 

 

見える子ちゃん|謎の列の正体は?なぜ行列ができている?

大きな幽霊・怪物が小さなモノを食べる連鎖がある?

見える子ちゃんの世界では、「『より大きく怖い化物みたいな何か』は、自分より小さな化物的なものを食べる」といった食物連鎖?生態?原則があるようです。

『見える子ちゃん』10話では、ハナにまとわりついた化物が小さな化物をハナの生体オーラで焼いて食べまくって身体が大きくなった様子が描かれていました。

 

大きなモノは小さいモノを食べて、食べた分だけ大きくなっていく。

 

という点を踏まえて、謎の列の再登場を振り返ります。

はじめの時の列を食べていた化物は、大きいとは言えちょっと小柄でそこまで怖くなかったのですが…

再登場の時には身体が大きくなっている上に複数あった顔がよりくっきり怖い姿になっていました。

一瞬別の化物かと思うほど、姿形が変わっていました。

 

成仏したい幽霊・化物が行列を作っている?

謎の列が再登場した12話のストーリーと、2回登場した謎の列で行列を作っている幽霊・化物の様子がとても落ちついていて行儀良く抵抗することなく食べられている点を踏まえると、

「この世にもう未練がないけど成仏できない幽霊・化物たちが、あの世に行くために食べられている」

という原理なのでは?と考えられます。

12話のおじいちゃんの霊は、愛する妻へ金庫のダイヤルキーの番号を教えて中身を渡すことができたので、もうこの世に思い残すことはなく安心して、あの世に、天国に行ける状態です。そのおじいちゃんが自ら並んで食べられたと考えると「食べられることで成仏できる」のでは?と考察できます。

 

定時になったら「家」に帰るシステム?

28話でミツエが定時に並んで消えてゆく幽霊・化物たちに対して「天への階段があるのか…」と言っていました。

決まった時間になったら列を成すということは、毎日行われているということ、そうなるとあの世へただ旅立つよりは「時間になったら天に昇って、時間になったら再び戻ってくる」という、人間で言うところの「定時になったら帰宅」するためのシステムが「自分より大きな化物に食べられること」とも考えられます。

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