人気漫画『モブサイコ100』ではブロッコリーが盛大な伏線となっていました。
ブロッコリーに関する伏線および伏線回収についてまとめました。
【モブサイコ100】ブロッコリー伏線まとめ!
モブサイコの大きな伏線、ブロッコリーはアニメ『モブサイコ100』ではオープニング曲・映像にも登場しています。
くねくね退治の報酬がブロッコリーの種
農家から依頼を受け、畑に救う上級悪霊「くねくね」を退治したことで、報酬としてブロッコリーの種をもらいます。
霊幻師匠が時給のかわりに現物支給された種で、学ランの内ポケットに入れていたブロッコリーの種が伏線になっています。
爪の本部との全面戦争でブロッコリーを急成長させる
爪の本部との全面戦争において、ボス戦の時に有り余るエネルギーをくねくね退治の報酬としてもらったブロッコリーを急成長させることで相殺します。
超能力者結社『爪』のボス・鈴木統一郎がモブとの戦いの最後で、自害しようとします。
鈴木統一郎は自分自身に蓄積していたパワーを爆発させて自爆することで過ちを償おうとしますが、モブが鈴木の膨大なエネルギーを吸収、モブ自身がパワーを受け止める器となり爆発を抑えようとしました。
この時、モブの学ランの内ポケットに入れていたブロッコリーの種がエネルギーを吸収し巨大なブロッコリーとなり街に突然出現しました。
街に現れた巨大なブロッコリーを崇拝する人々
突如街に現れた巨大なブロッコリー。超常現象的・神がかりのような巨大なブロッコリーは、人々にはまさに神の象徴のような存在になりました。
巨大ブロッコリーを崇拝する人々も現れ、神樹のような扱いに。
人々の崇拝する思いがエネルギーとなって増幅していく様子をエクボは利用しようとします。
エクボは神樹扱いの巨大ブロッコリーと崇拝で増幅するエネルギーを奪い世界の神になることを企てます。
サイコヘルメット・巨大ブロッコリーが神樹に
エクボは巨大ブロッコリーの一連の出来事をきっかけに、新しい宗教を作ろうと画策しました。
モブのカリスマ的超能力と、エクボの空気を変える力、この2つを用いて新興宗教を作ろうとしたものの、モブはエクボの話には乗りませんでした。
エクボは一人でサイコヘルメットの教祖となり、ブロッコリーを利用。人々を洗脳していきます。
人々の洗脳は戦略的に段階を踏まえて行われました。
そのなかで人々の洗脳は、洗脳対象に神樹・巨大ブロッコリーの一部を食べさせて物理的に体内に侵入・接触します。そこから精神的に侵入することで達成。
しかしこれはエクボの計画の第一段階に過ぎず、第二段階では集合意識によっての少数派の精神を巻き込み、第三段階で強い信仰心の熱が隣人から隣人へと伝播することで何もしなくても信仰の拡大&エネルギー増幅するように進めていったのです。
神樹・巨大ブロッコリーの自我
エクボの企みでブロッコリーはさらなるパワー化・巨大化を果たしました。
モブとエクボは最終的に戦い、エクボは神になることを諦めて人々の洗脳を解くことをモブと約束。
2人の戦いは終わったのですが、信者やエクボの信仰心・思いを吸収し続けた神樹巨大ブロッコリーは「サイコヘルメット」という自我を発生させました。
神樹(巨大ブロッコリー)は自我を持ち、教祖エクボがサイコヘルメットから去ることを虎視眈々と狙っていました。
モブとエクボの戦いによってエクボが教祖を下りた瞬間、神樹は自我の姿を現した上、モブのエネルギーを奪い取ろうとします。
神樹巨大ブロッコリーの消失・消滅
その後、モブは完全に眠ってしまい、エクボはモブを守るため、自我を持った神樹と一人戦い抜きます。
エクボは衰弱したモブを洗脳、一人で自分の足出歩いて帰ることをモブに命令をして帰宅させることで、モブを危険なこの場所から離れさせることに成功。
戦いの最後は、エクボは神樹に取り込まれ、自爆するような形でエクボも神樹である巨大ブロッコリーも消失します。
【モブサイコ100】ブロッコリー巨大化・神格化はなぜ?
『モブサイコ100』のブロッコリーの伏線回収についてまとめましたが、改めてブロッコリーが巨大化した理由、神格化した理由をまとめて考察しました。
なぜブロッコリーは巨大化したのか?
爪の本部との全面戦争で、ボス戦の時に有り余るエネルギーをモブ自身が吸収しきれず、胸ポケットに入っていたブロッコリーがエネルギーを吸収したことでブロッコリーが巨大化しました。
そもそも「エネルギー」とは何なのか?
エネルギーとは「ものの状態を変化させる能力のこと」全般を指します。そしてエネルギーには様々な種類があります。
(よく耳にする種類として、光エネルギー、熱エネルギー、化学エネルギー、電気エネルギー、運動エネルギー、位置エネルギーなどがあります)
エネルギーが大きければ大きいほど、ものの状態を大きく変化させられます。
モブ自身が吸収しきれないエネルギーをブロッコリーが受けることになったのは種の状態で、エネルギーを全く与えられていない空っぽの状態、かつ植物だからこそエネルギーを受け取れる器が存分にあったからと考察できます。
なぜブロッコリーは神格化したのか?
はじめは巨大化かつ神格化したブロッコリーを利用していたエクボが、実はブロッコリー=サイコヘルメットに逆に利用されていました。
神格化したのは突如現れた巨大化ブロッコリーそのものの存在と、エクボの企みによるものでしたが、最終的に自我が芽生えるところまで進化したブロッコリー。
一体なぜなのか?といえば、前述のとおり、モブの代わりに巨大な「エネルギー=ものの状態を変化させる能力」を受け取った影響も大きいです。
エネルギーはただ巨大化させる以外にも、植物にも人格をもたらすという変化させる能力も含まれていた可能性があります。
そこへ来て、エクボが意図的に集めた崇拝のパワーが、自然・植物のブロッコリーを神の域にあるものとして扱い、具現化されたために「サイコヘルメット」という人格まで生み出されたと考えられます。
まとめ:ブロッコリーの伏線考察!なぜブロッコリーなのか?
ブロッコリーはラテン語で「突き出た」「突起」という意味の言葉に由来していますが、まさに伏線として突き出た存在になりました。
種から育ち、人々に食べられ、最後はなくなりました。
ちなみにブロッコリーの花言葉は「小さな幸せ」。
相反するように巨大化したブロッコリーでしたが、エクボの神になりたい巨大な願望と反する、小さな幸せというのを気づかせる存在だったのかもしれません。