『ありふれた職業で世界最強』では、エヒトの存在が物語に大きな影響を与えています。彼は黒幕なのか、そして物語のラスボスは誰なのか、気になる方も多いでしょう。
ここでは、エヒトの正体や真のラスボスについて詳しく解説していきます。
『ありふれた職業で世界最強』エヒトの正体と黒幕の真実
『ありふれた職業で世界最強』では、ハジメたちを異世界に召喚した存在である「エヒト」の正体が物語の鍵となります。
しかし、彼が本当に黒幕なのかについては疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは、エヒトの正体とその目的について詳しく解説します。
エヒトの正体は「異世界人」であり黒幕
結論から言うと、エヒトは物語の黒幕です。
彼は元々ハジメたちと同様、異世界から来た存在であり、異世界で「到達者」と呼ばれるほどの実力を持つ人物でした。その実力により、彼は解放者たちが操る「神代魔法」を自在に扱っていました。
エヒトの魔法は非常に強力で、その力が危険視されるほどであり、彼の元の世界を滅ぼしかねないものでした。このため、エヒトは仲間と共にその世界を去り、現在の「トータス」に辿り着くことになります。
トータスで「創造神」として君臨
エヒトがトータスに到達したとき、この世界は既に存在していたため、厳密には彼が創造したわけではありません。
しかし、エヒトはトータスで魔法を普及させ、信者を増やすことで「創造神」として崇められるようになりました。
彼の活動により「眷属のアルヴ」「神の使徒ノイント」「イシュタル」などからも信仰を集め、トータスの神としての地位を確立します。
ハジメたちを異世界に召喚した張本人
物語の冒頭で、エヒトがハジメたちを異世界に召喚した張本人であることが明かされます。エヒトはイシュタルに命じて、彼らをトータスへ送り込むよう指示しました。
しかし、なぜハジメたちが選ばれたのかは不明で、エヒトが無作為に選んだ可能性もあります。
その後、エヒトにとって予想外だったのは、召喚されたハジメが地獄のような試練を乗り越え、最終的にはエヒトにとって脅威となる存在へと成長したことです。
エヒトにとっては皮肉な展開となり、ハジメとその仲間たちによって打ち負かされる運命を辿ります。
『ありふれた職業で世界最強』のラスボスは誰?
エヒトの正体について触れましたが、ここからは「作品のラスボスが誰なのか」という点について解説します。
エヒトが黒幕であるため、ラスボスとしての可能性も十分に考えられますが、他にも悪役キャラや真の黒幕が存在する可能性があります。
実際のところはどうなのでしょうか?
結論:黒幕でありラスボスもエヒト
結論から言えば、ラスボスもエヒトです。エヒトは黒幕であり、「真のラスボス」として物語に君臨します。
解放者のオルクスも、ハジメとユエに対してエヒトの真の姿について言及していました。
創造神でありながら実は悪神であるエヒトが、傲慢さに満ちた「邪神」としての本性を現す姿は多くの人々を驚かせるものでした。
すべては「神の遊戯」のため
エヒトは日々の退屈を紛らわすために「神の遊戯」と称し、人間と魔人族の争いを楽しんでいました。
彼は人間を召喚し、まるで駒のように扱い、トータスでの戦いを続けさせます。ハジメたちがトータスに召喚されたのもこのためでした。
邪神として人々の苦しみを快楽とするエヒト
エヒトはトータスのバランス調整のためではなく、苦しむ人間たちを見て快楽を得るために行動していました。
創造神となった彼は、他者が築いたものを破壊し、己に逆らう者には容赦なく罰を下す「最悪の性格」を持つ邪神へと変わり果てていたのです。
解放者のリーダーであるミレディもエヒトを「クソ野郎」と罵るなど、彼の非道さがうかがえます。
また、エヒトは自身で手を下さず、間接的に世界を操るため、よりタチが悪い存在とされています。
エヒトの「器」として狙われたユエ
エヒトが地上に降り立つには「器」が必要でしたが、その器として選ばれたのがユエです。
ハジメがユエを見つけた時、彼女が封印されていたのはエヒトから守るためでした。
エヒトはユエを器にし、遊び場であるトータスを消し去り、次は地球での「世界征服」を計画していました。しかし、エヒトがなぜ地球を選んだかは明かされていません。
エヒトの最期とハジメへの示唆
最終的にエヒトの計画はハジメたちによって阻止され、彼は倒されます。
エヒトが命を落とす際、「生への執着」や「寿命で亡くなった仲間のこと」などを口にしており、ハジメは彼が自分のIF(もう一つの自分)であった可能性を感じさせられます。