原作漫画『顔に泥を塗る』は、テレビ朝日の土曜ナイトドラマで高橋ひかるさんが主演するドラマにもなった、メイクを通じて人生を変えていくラブストーリーです。
原作漫画にはどのような展開があるのでしょうか？
原作のあらすじや、最終回の結末を紹介します。
漫画はすでに完結していますか？また、恐怖のモラハラ彼氏とメイクが得意なイヴの関係に何が起こるのかについてまとめています。
『顔に泥を塗る』原作マンガについて
テレビ朝日の土曜ナイトドラマ『顔に泥を塗る』は、ヨシカズさんによる同名のマンガが原作です。このマンガは、社会人・美紅がメイクを通じて自己変革を遂げる物語で、2020年から2023年9月まで『ゼノン編集部』で連載され、人気を博しました。
現在、全8巻が発売されており、物語は完結しています。
「顔に泥を塗る」最終話の原作紹介
『顔に泥を塗る』の最終話では、自信がなくメイクにも挑戦できなかった美紅が、彼氏・はるとの関係と自身の美しさについて向き合うことになります。はるはメイクを好まないため、美紅は自分を抑えた生活を送っていましたが、メイク好きのイヴとの出会いが彼女の人生に新たな風を吹き込みます。
美紅とはるの関係とメイクを巡る葛藤
美紅ははるの好みに合わせ、派手なメイクを避け地味な見た目を続けていました。しかし、受付嬢として働く中で、上司からメイクをきちんとするよう言われ、悩んだ末にイヴからメイクを教わります。新しい自分になった美紅にはるの反応は冷たく、メイクした顔にクレンジングオイルをかけるという過激な行動に出ます。
自己再発見と独立への道
はるからのプロポーズを受けるも、彼の支配的な態度に耐えかねた美紅は、ついに自立を決意します。イヴとの友情が深まる中で、はるからの束縛を断ち切り、メイクを自分の人生の一部として受け入れ、新たな自我を確立します。この変化は美紅にとって、自分自身と向き合う大切な一歩となりました。
「顔に泥を塗る」結末：イヴの背景と彼の生き方
イヴは、日本人の父とフランス系オランダ人の母を持ち、幼少期をオランダで過ごしました。自由にメイクやファッションを楽しむ彼の生き方は、支持する母と、それを理解できない日本の親戚たちとの間で葛藤がありました。イヴの母アンジェラは、息子の自由を強く支持し、その姿勢がイヴに大きな影響を与えています。
イヴと美紅の関係の発展
メイクを通じて美紅に自信を与えたイヴは、やがて彼女に恋心を抱きます。しかし、美紅はモラハラ男子・ハルとの別れたばかりで新しい恋に踏み出せずにいました。時間が経つにつれ、互いの理解が深まり、最終的には二人は恋人としての関係を築きます。イヴの存在は美紅にとって、悩みを共有できる大切な人となりました。
イヴの心理学への興味
母アンジェラの孤独な経験と早すぎる死は、イヴに深い影響を与え、心理学への関心を高めました。彼は大学で心理学を専攻し、将来は心理学関連の職に就いて、他者を支援することを目指しています。この学問に対する情熱は、彼自身の経験から来るものであり、人々の心の健康を支えるプロフェッショナルとしての道を歩み始めています。
「顔に泥を塗る」結末：鬼武柊真の突然の家族との再会
鬼武柊真は、ある日突然、母親が再婚したことを知り、そのショックから動揺します。柊真は同性愛者であるため、これまで父親や周囲からは冷たく扱われがちでしたが、継母は彼を受け入れ、彼にとって初めての理解者となります。
柊真とハル、そして美紅との関係
柊真は偶然にもハルの元恋人である美紅と出会い、彼女と親しくなります。この出会いがきっかけで、ハルとも接近し、柊真は自分の真実をハルに明かします。当初は拒絶反応を示していたハルですが、次第に柊真と心を開き合い、過去の行いについて話し合うようになります。最終的には柊真の手助けにより、美紅への謝罪の場を持つことができます。
「顔に泥を塗る」結末：イヴの新たな決断と美紅の成長
イヴは心理学を学ぶためにオランダへの留学を決意しますが、これをどう美紅に伝えるかで悩みます。一方、美紅はイヴとの出会いをきっかけに自立心を育て、実家を出て一人暮らしを始め、メイクの仕事に就きます。最終的にはイヴの夢を支持し、遠距離恋愛を選択します。
二人の新たな章の始まり
物語のクライマックスでは、イヴをオランダへ見送る美紅の姿が描かれます。空港での別れのシーンは、彼女がイヴの将来を心から応援していることを象徴しており、二人の関係が新たな段階に入ったことを示しています。
