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ワンパンマン原作ひどい&評判悪い理由は?違いと批判を徹底解析

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「ワンパンマン」は、圧倒的な力を持つ主人公・サイタマと彼を取り巻くヒーローたちの冒険を描く人気漫画です。この作品は、2015年と2019年にそれぞれアニメ化され、第1期と第2期が放送されました。さらに、第3期の制作も予告されており、その人気は確かなものです。

しかし、近年「原作がひどい」という批評がオンラインで話題になっています。ここでは、そのような意見が出る理由を詳しく探っていきます。

 

「ワンパンマン」原作がひどい?評価が分かれる理由

2022年8月、「ワンパンマン」の長いエピソードである「ガロウ編」が終了しました。このエピソードでは、サイタマの弟子・ジェノスが命を落とし、サイタマ自身もガロウに勝利したものの、もう以前のようには戻れない状況に直面します。

 

時間逆行とその結果

サイタマは時間を逆行させ、ガロウが得るはずだった神の力を破壊し、世界を改変することに成功します。その後、ヒーローたちの一方的な攻撃が行われ、ガロウはこれを受け入れます。死んだ仲間が生き返り、敵が改心するなど、物語は晴れやかな展開になります。

 

ファンの反応は賛否両論

この「ガロウ編」の結末は、一部からは「見事なシメ」と評価される一方で、多くのファンからは「納得できない」という声が上がっています。その理由として、物語の急展開や、味方の死をなかったことにする時間逆行、そして何よりONE版に忠実でなかった点が指摘されています。

 

「ワンパンマン」なぜ二つの漫画版があるのか?

「ワンパンマン」には、元々ONEさんによるオリジナル版と、後に村田雄介さんによるリメイク版の二つの漫画が存在します。ONEさんはもともと「モブサイコ100」で知られる漫画家で、「ワンパンマン」の原作も手掛けています。一方、アニメ化された版は、「アイシールド21」の村田雄介さんによるものです。

 

「ワンパンマン」共同制作の始まり

このコラボレーションは、ONEさんが漫画家としてデビューする前に遡ります。ONEさんは個人サイトで漫画を公開し、特に「新都社」での読み切り作品「ワンパンマン」が大反響を呼びました。この作品は連載へと繋がり、日に10万回以上のアクセスを記録するほどの人気となりました。

2012年、村田雄介さんがONEさんにTwitterで連絡を取り、「一緒に漫画を制作しませんか?」と提案。これがきっかけで、後に村田版「ワンパンマン」が生まれ、新たに設立されたウェブコミックサイト「となりのヤングジャンプ」で連載がスタートしました。

 

村田版とONE版の違い

ONE版「ワンパンマン」は、漫画家デビュー前の試作として始まった作品で、スタイリッシュではないが魅力的な画風が特徴です。対照的に、村田版はプロの漫画家による洗練された画力と細部にわたる描写が魅力となっています。これらの違いが、同一作品でありながら異なる魅力を持つ二つの「ワンパンマン」を形成しています。

 

村田版「ワンパンマン」の論争と迷走

村田版「ワンパンマン」は、原作からの逸脱が批判の的となり、作品全体の迷走を引き起こしています。特に、原作であるONE版に忠実ではない点が炎上の原因とされています。

 

重要シーンのカットとその影響

例えば、ONE版ではガロウの改心に重要な役割を果たすサイタマとの対話シーンが存在しますが、このシーンが村田版では省略されています。これにより、ガロウの改心が不明瞭になるなど、物語の流れに矛盾が生じています。

 

村田版独自の展開とその批判

さらに、2022年5月に公開された第209話では、サイタマとガロウが対面する「ちゃぶ台エピソード」が描かれましたが、このシーンは後にカットされ、内容が修正されました。このような村田版オリジナルの展開が読者の混乱を招き、「ストーリー作りに欠ける」との批判が高まりました。

これに対して、ONEさんや村田雄介さんはユーモアを交えて自己防衛を試みていますが、村田版に対する批判は依然として収束していません。公式からの適切な対応が求められる状況です。

 

ONE版「ワンパンマン」の更新停止とその影響

漫画家ONEが「ワンパンマン」の原作更新を停止している背景には、彼の別作品「モブサイコ100」の制作が関係しています。この作品も非常に人気があり、アニメ化されるなど、ONEのスケジュールは非常に忙しい状況です。

 

村田雄介版の進行と課題

「ワンパンマン」の村田雄介版は、ONE版の更新が停止しているために、将来的に連載を停止せざるを得ない可能性があります。また、村田版は「ガロウ編」の取り扱いでファンからの評価が分かれており、村田雄介自身もストーリーの創出には苦慮しているようです。

村田雄介の画力は非常に高い評価を受けており、そのクオリティを保つために多くの時間を要しています。これが、新たなストーリーを考える上での大きな障壁となっているのです。

さらに、「ワンパンマン」にはウェブ版と単行本版の2つのバージョンが存在し、内容の微妙な違いが「二つのワンパンマンがある」という誤解を生んでいます。このような背景から、村田雄介版でのストーリー進行には限界があると考えられます。

 

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