鬼滅の刃の中で、嘴平伊之助は荒っぽい性格で知られていますが、意外にも特に若い女性から人気があります。 彼の性格はただの突進だけではなく、漫画をじっくり読むとその深い一面が見えてきます。
今回は、嘴平伊之助の性格について詳しく解説します。伊之助ファンでなくても最後まで読めば好きなキャラになりますよ!
嘴平伊之助の性格と素顔
嘴平伊之助の性格的特徴を深掘りすると次のとおりになります。
まっすぐさと素直さが際立つ
嘴平伊之助は、自分の気持ちに忠実であり、常に正直で素直な性格です。
自分の気持ちに忠実な直情型
伊之助は感情を隠したりせず、率直に自分の思いを表現するタイプです。
愛情深く思いやりのある一面あり
大事にする人や仲間に対しては、深い愛情と思いやりを示します。
嘴平伊之助の性格は、これらの特徴によって深く描かれています。彼の行動や言動は、常に心からの真摯な姿勢を反映しています。
連携プレーで力を発揮するタイプ
伊之助は猪に育てられたこと、また師匠もいないためチームプレーよりも単独プレーが向いているのではと思うのが一般的のように見えますが、戦いの場面では連携を発揮させています。
これまでにあげてきたような素直でまっすぐな性格、また大切な人の思いにこたえて力を発揮できることから、チームプレーが本来の彼のベストな戦闘スタイルに思います。
無限城でのカナヲ、無限列車での炭治郎との戦いがうまく行っていたことからもその説は有効であるといえそうです。
思いやりと素直さが垣間見えるシーン!
©吾峠呼世晴/集英社 コミック4巻
任務先の那田蜘蛛山
例えば炭治郎達と出会って最初に向かった任務先の那田蜘蛛山。
今までどんな鬼にも屈せずに勇ましく戦ってきた、嘴平伊之助が難敵と出会いはじめて手も足も出ない状況になります。
強さを感じ取り殺される、と死を覚悟します。
しかし、ここで炭次郎や藤の花家のお婆さんと話したことを走馬灯のように思いだします。
炭治郎の「俺が戻るまで死ぬな」
お婆さんの「どのようなときでも誇り高く生きて下さいませ」
そんな言葉を思い返し伊之助は闘志を燃やし再度剣を振りはじめます。
このような様子から、ただ折れない心があるわけではなく、力の差に愕然とし挫折しそうになりつつも投げやりにならず大事な人のことを思い出してまた立ち上がるといった、人から言われた(託された)言葉を守ろうという姿勢が見られ、大事な人の気持ちに応えようとする思いやりのある性格だといえます。
また、ここでいう大事な人というのは、伊之助をホワホワとさせている人のことです。
おそらくはじめて知る感情だと思いますが、その感情も隠したり抵抗することなく受け入れています。
このような行動からはとても素直な性格であると言えそうです。
愛情深い性格が読み取れるシーン!
無限列車の任務にて煉獄杏寿郎が接戦の末に破れてしまい死んでしまう場面。
自分が未熟すぎたせいで命を落としてしまったのだと責任を感じる炭治郎はだただ涙を流していました。
その時に伊之助は「信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねえ!!」
と、自分もお面から涙がこぼれるほどに悲しいはずなのにもかかわらず、「どれだけ打ちのめされようと心を燃やせ、歯を喰いしばって前を向け」と言っていた煉獄の意思を優先しみんなを叱咤し一緒に立ち上がろうとします。
どんなに悲しくつらくても、出会って大事にしてくれた人、優しくしてくれた人の思いを大切にする愛情深い性格がこのセリフからよみとれます。
自分の気持ちに忠実な直情型が見られるシーン!
嘴平伊之助が葛藤するシーンでは、直情的な性格が垣間見えたりもします。
無限城での無惨との闘いの際にみんなでボロボロになりながらも無惨に勝利した後、炭治郎が鬼にされてしまうシーン。
鬼化してしまった人は殺さねばならない、そんな隊のルールがある。
「誰かが道を踏み外しそうになったら皆で止めような、どんなに苦しくてもつらくても正しい道を歩こう」
炭治郎から言われた言葉を思い出し、みんなを殺してしまうかもしれないと思い一度は友人である炭治郎を切ろうとします。
それでも優しく大事に思ってくれた炭治郎のことを思い出し攻撃の手を下ろしてしまいます。
大多数を助けるのが正しいのか、それとも大事なたった一人を守るのか、自分の意思に沿わない意見や思いに流されることなく、大事なものを守ろうとした行動からもただ純粋に自分の思いに向き合って大事にしている行動から、自分の気持ちに忠実な直情型といえるのではないでしょうか。