『青の祓魔師』は、2024年に連載15周年を迎え、現在もジャンプSQでの連載が続いています。この物語は、人間の世界「物質界（アッシャー）」と悪魔が住む「虚無界（ゲヘナ）」という二つの世界が存在する設定のもと、主人公・奥村燐が祓魔師として成長していく過程を描いています。燐は人間と悪魔の双方の特性を持ち、その複雑な存在が物語に深みを加えています。
物語には、燐の弟である雪男をはじめ、多くの祓魔師候補生や悪魔たちが登場し、彼らの成長や葛藤が描かれます。その魅力あるストーリーとキャラクターたちによって、アニメ版は既に3期まで放送され、人気を博しています。
そして2024年10月からは待望の第4期が放送開始されることになり、ファンの間での期待が高まっています。今回は、新シーズンの放送範囲についての考察と情報をまとめてご紹介します。
青の祓魔師アニメ第4期「雪ノ果篇」「終夜篇」放送予定
2024年の10月から始まる『青の祓魔師』アニメ第4期は、2クールに分かれて放送されます。
「雪ノ果篇」が最初のクールとして、続いて2025年1月からは「終夜篇」がスタートします。
放送範囲と対応する漫画の巻数
今回の放送では、それぞれの篇が漫画のどの巻をカバーするかについても触れておきたいと思います。
- 第3期「島根啓明結社篇」: 原作10巻～15巻
- 第4期1クール目「雪ノ果篇」: 原作16巻～21巻
- 第4期2クール目「終夜篇」: 原作22巻～27巻
通常、アニメ1クールで漫画の5～6巻分の内容が描かれることが多いですが、特に「終夜篇」では重要な過去編が含まれており、こちらのクールには特に注目が集まっています。
「雪ノ果篇」の概要
「雪ノ果篇」では、祓魔師の候補生たちが日常に戻ろうとする中、奥村燐と奥村雪男の兄弟が霧隠シュラの捜索に向かいます。
青森が舞台となり、シュラの過去と秘密が徐々に明かされていきます。
兄弟の絆が深まる中で、シュラを取り巻く謎が解明されるクールとなります。
「終夜篇」の概要
2025年1月から放送される「終夜篇」は、燐と雪男の出自と母親に関する重要な過去が語られる篇です。
彼らの過去を知ることで、兄弟は新たな絆を築き、未来への道を模索します。
このクールでは、藤本獅郎の過去や彼が祓魔師としてどのように成長していったかも描かれ、物語に深い層が加わることになります。
予想されるアニメ『青の祓魔師』第5期「サタン登場」の概要
『青の祓魔師』のアニメ第5期では、物語は原作の28巻から展開される見込みです。このクールで、ついに奥村燐と雪男の父であり、虚無界の支配者サタンが直接物語に介入します。
サタンの登場と祓魔師たちとの戦い
サタンは「八候王（バール）」たちによって「父」と呼ばれており、雪男を通じて物質界に現れます。
その出現は、祓魔師たちにとって未曽有の脅威となり、壮絶な戦いが展開されることになります。
イルミナティとルシフェルの動向
また、このシーズンでは「啓明結社（イルミナティ）」も重要な動きを見せます。
虚無界を治める「光の王」ルシフェルが戦線に加わり、祓魔師たちとの戦いはさらに激化します。
キャラクターたちの成長と展望
燐や雪男をはじめ、多くの祓魔師候補生たちも活躍しますが、特にしえみの成長が際立つシーズンになるでしょう。
彼女は作品の中でヒロイン的なポジションにあり、その変化には注目が集まります。
現時点でのコミックスは31巻までの発売であり、アニメ5期の放送に十分なストーリーのストックはない状況です。
したがって、5期の放送はまだ先になる見込みです。第4期放送後には、引き続き原作のチェックもお勧めします。
