「『星降る王国のニナ』キャラクター相関図＆登場人物・声優＆サブキャラを紹介

『星降る王国のニナ』は非常に人気のあるマンガです。物語は、瑠璃色の瞳を持つ少女ニナが、運命に翻弄されながらも一生に一度の恋に出会う王宮恋愛ファンタジーとして描かれています。 この物語の登場人物の相関図を見てみたい方や、アニメのキャラクターと声優が誰になるのかを知りたい方も多いのではないでしょうか？そこで今回は、『星降る王国のニナ』の相関図やキャラクター一覧、そして各キャラについて詳しくご紹介します。メインキャラクターとサブキャラクターの一覧も含め、徹底的に解説していきます。

星降る王国のニナ・キャラクター相関図

星降る王国のニナ
フォルトナ国	ガルガダ王国
アズール (現国王)	セト (第一王子)
フォルトナ前国王	ノア女王
ムフルム (第一王子)	ビドー (第三王子)
アリシャ姫	ヨル (第二王子)
	トート (第四王子)
ニナ
ソル	アン

『星降る王国のニナ』メインキャラクターと声優一覧

『星降る王国のニナ』に登場するメインキャラクターを一覧にまとめました。相関図と合わせてご覧ください。さらに、2024年10月からのアニメ化も決定しており、各キャラクターの声優情報もお届けします。

TVアニメ『星降る王国のニナ』のティザーPVが公式サイトおよびYouTubeで公開されており、キャラクターたちの声を先行で楽しむことができます。以下でメインキャラクターとその声を担当する声優を詳しく紹介します。

メインキャラクター① ニナ（CV: 田中美海）

ニナのキャラクターと背景

『星降る王国のニナ』の主人公であるニナは、深い瑠璃色の目を持つ15歳の少女です。物語の冒頭では孤児として育ち、青い目を持っていたことから王宮の星の巫女、アリシャ姫の身代わりとしてガルガダに嫁ぐ運命を背負うことになります。

ニナの心の変化と旅路

当初はアズールに対して反感を抱いていたニナですが、彼が唯一自分を必要としてくれた人物であることを知り、次第に心惹かれるようになります。その後、アズールのためにガルガダへ嫁ぐ決意を固め、第一王子セトのもとへと向かいます。セトに対しては恐怖心を抱いていたものの、彼との関わりの中で次第に心を開き、セトもまたニナにとって大切な存在となっていきます。

ニナの成長と声優の魅力

ニナは、自身が「流浪の星の民」であることを知り、星の力をコントロールするためにセトと共に旅を続けています。彼女のおてんばで物怖じしない性格、そして人を引きつける魅力は、物語を通じて多くの人々に影響を与えています。アニメ版では、田中美海さんがニナの声を担当しており、彼女の天真爛漫なキャラクターを見事に表現しています。

メインキャラクター② アズール（CV: 梅原雄一郎）

アズールの人物像

『星降る王国のニナ』において、アズールは物語のヒーローの一人として登場します。本名はアズール・セス・フォルトナで、灰金色の目を持つフォルトナ国の第二王子から現国王へと登り詰めた完璧な青年です。冷静沈着で用意周到、どんなことでもこなしてしまう切れ者として描かれています。

アズールとニナの関係

アズールはニナをアリシャ姫の身代わりとして見つけ出し、王宮に連れてきた人物です。自身もかつて身代わりとして王宮に入れられた過去があり、そのために「この国のために生きる」という教えのもとで感情を抑え、欲望を持たずに生きてきました。しかし、ニナとの出会いによって彼の心に変化が訪れ、彼女の天真爛漫な性格と青い瞳に次第に心を惹かれていきます。

アズールの内面と声優の魅力

星の民としてのニナの能力を知ることで、アズールは彼女への気持ちに迷いを抱きます。そして、立場上の理由もあり、偽りのアリシャ姫として生きるニナを国外追放する決断を下しました。彼の真意は明らかにされていませんが、本物のアリシャ姫と共に「この世界の王になる」という野望を抱いています。

アニメ化においては、アズールの声を梅原雄一郎さんが担当します。彼の落ち着いた声質は、冷静沈着なアズールのキャラクターにぴったりで、視聴者に強い印象を与えるでしょう。

メインキャラクター③ セト（CV: 内山昂輝）

セトの人物像と背景

『星降る王国のニナ』におけるもう一人のヒーロー、セト・メージェ・レアリノは、深紅の瞳を持つガルガダ王国の第一王子です。冷酷で無感情、無慈悲な性格を持ち、他者や自分の命にすら無関心である一方、飼っている鳥「ニィナ」だけには心を開いていました。

セトの過去と成長

セトは幼少期を「血の神殿」で過ごし、9歳まで王家から隠されていました。神殿長からの歪んだ愛情の中で育った彼は、本当の愛を知らずに心を閉ざしたまま成長します。その結果、12歳の初陣では恐れを知らずに戦い、数百の敵を倒したことから「戦神」や「鬼神」と呼ばれるようになりました。

ニナとの関わりと声優の魅力

セトはニナとの出会いにより、次第に心を開いていきます。彼女を遠ざけようとするも、ニナの純粋な心に惹かれ、やがて彼女を好きになるものの、ニナの真意を知って一度は裏切られたと感じます。それでもニナへの愛情が勝り、彼女を守るために心を閉ざしつつも、最終的にはニナを救い出し、共に国外を旅しています。

アニメ版でセトの声を担当するのは内山昂輝さんです。冷酷でミステリアスなセトのキャラクターに内山さんの声はぴったりで、その演技がセトの複雑な内面を見事に表現しています。

サブキャラクター一覧【フォルトナ国】

『星降る王国のニナ』では、サブキャラクターたちも個性的で魅力的な存在です。ニナが故郷のフォルトナ国や嫁ぎ先のガルガダ王国で出会った多くの人物たちは、物語に深みを与えています。ここでは、主要なサブキャラクターを一覧にまとめ、相関図と共にご紹介します。

フォルトナ国のサブキャラクター

フォルトナ国は、物語の序盤でニナが過ごしていた故郷であり、物語の始まりの舞台でもあります。この国でニナはアリシャ姫として生きていくことを強いられ、多くの王宮の人物たちと関わりました。以下に、フォルトナ国の主要なサブキャラクターを紹介します。

アリシャ姫

本物のアリシャ姫は、長いウェーブがかった髪と縫い閉じられた目が特徴的なキャラクターです。星の民の末裔であり、星の巫女として星離宮から一歩も出ることなく育てられました。物語の序盤では、不慮の事故で亡くなったとされていましたが、実は生存しており、ニナが偽物であることを暴き、彼女を国外追放に追い込みました。彼女は幼い頃から星の民の力を制御する訓練を受けており、「願い」や「祈り」を叶える能力を持っています。ニナとも共鳴する力を持ち、彼女を常に見守っていました。

ヒカミ

ヒカミは、大皇上様がガルガダに嫁ぐニナのために付けた侍女です。冷静沈着でクールな性格の彼女は、笑顔を見せることがなく、何を考えているのか分かりにくい存在です。しかし、その正体は男性であり、ガルガダの要人を暗殺するために送り込まれた刺客でした。セト暗殺に失敗し、自殺を装ってニナの元を離れますが、後に合流し、ニナを生きる希望として助け続けます。

フォルトナ前国王

フォルトナ国の前王は、大皇上様の孫にあたる人物で、自分勝手な性格の持ち主です。大のシャタル（モンゴルの将棋類のボードゲーム）好きで、ゲームのために多くの決まりを破ってきました。彼は本物のアズール王子を亡き者にし、アズールを身代わりにした張本人でもあります。シャタルを優先するあまり、星の巫女を他国に嫁がせるという建国以来の掟を破り、アズールに一時的に王位を渡した後、ニナが偽物であることを暴いてアズールを失脚させようと画策しましたが、逆に公衆の面前で罪人扱いされる結果となりました。

ムフルム

ムフルムはフォルトナ国の第一王子で、将来はフォルトナの王となる可能性の高い人物です。ふくよかな体格の彼は、アズールに憧れつつも自分との違いに落ち込みがちでした。しかし、ニナとの出会いをきっかけに、立派な王を目指す決意を固め、アズールに教えを乞うようになります。

サブキャラクター一覧【ガルガダ】

ガルガダ王国の概要

『星降る王国のニナ』でニナが嫁ぐことになったガルガダ王国は、4人の王子と女王が治める大国です。ニナであるアリシャ姫は、持ち前の明るさと行動力でこの国でも多くの人々を魅了しました。ここでは、ガルガダでニナが出会った主要なサブキャラクターを紹介します。

ヨル王子

ガルガダ王国の第二王子であるヨル・アト。黒の宮の主であり、ノア女王からは理知が足りないと評価されています。常に上から目線で、セトに対して強い対抗意識を持ち、王位を譲らないと宣言しています。女性が苦手で、黒の宮の従者はすべてイケメン揃い。そのためニナからは、男性が好きだと思われていましたが、実は愛国心が強く、義理堅い性格を持っています。

ビドー王子

ビドー・ダーハはガルガダ王国の第三王子で、紫の宮の主です。ガルガダが最初に統治した海辺の領土ミネルヴァをも管轄しています。ノア女王からは欲が足りないと言われ、兄弟の中で最年長です。おねぇ言葉を話し、女性好きで軽い人物に見えますが、観察力が鋭く、芯の通った性格です。ニナにとっては恋愛の師匠的な存在でもあります。

トート王子

トート・ユガはガルガダ王国の第四王子で、ノア女王からは王の器ではないと言われています。兄弟の中で最年少であり、王位には興味がないものの、セトを「孤高で無欠の神」として崇拝しています。ニナとの結婚を阻止しようとあらゆる手段を講じますが、最後には少しだけ彼女に好意を抱くようになります。

ノア女王

ノア・ハレはガルガダ王国を治める女王であり、前王の妹で4人の王子の叔母です。王子たちに完璧な玉座を用意することを使命と考えています。アリシャ姫を利用してフォルトナ国に攻め込もうとしましたが、ニナの行動によって計画は頓挫しています。かつてはソルに信頼と好意を抱いていたようです。

ソル

ソル・ジーナホルトはガルガダ王国の元将軍で、現在は「ホルト元将軍」として知られています。先見の明を持ち、発明の天才でもある彼は、人の役に立つ多くの発明をしてきました。王殺しの罪を背負い、自ら監獄入りを選びましたが、ニナとの出会いをきっかけに再び立ち上がり、共に戦う道を選びます。知識欲が強く、「星の民」についても調査しており、ニナの道しるべとなることが期待されます。

アン

アンはニナであるアリシャ姫に仕える侍女で、バステアの出身です。セトの居城で新たに加わった従者であり、近衛隊長にいじめられていたところをニナに助けられ、彼女に仕えるようになります。かつてニナが孤児時代に一緒に暮らしていた少年コリンに似ていたこともあり、ニナとは特別な絆を持っています。実はグラマーな体型をしており、女好きのビドー王子に気づかれてしまいましたが、ニナが偽物であっても彼女を慕い続けています。

まとめ考察

『星降る王国のニナ』を通して、作者が伝えたいテーマやメッセージは多岐にわたります。これまでの内容から考察すると、以下のようなテーマが浮かび上がってきます。

1. 運命と選択

物語の中で、キャラクターたちはしばしば自らの運命に向き合い、それに抗うか、あるいは受け入れるかの選択を迫られます。ニナが孤児としての立場から、アリシャ姫の身代わりという運命を受け入れ、そしてそれを乗り越えていく姿は、運命に対する人間の力強い姿勢を象徴しています。また、各キャラクターが自分の人生にどのように向き合い、選択をしていくかが物語の展開に大きく影響を与えています。

2. アイデンティティと自己発見

ニナが「流浪の星の民」としての正体を知り、それを受け入れ、自分の力を理解し始める過程は、自己発見とアイデンティティの確立のテーマを強く示しています。彼女がどのようにして自分自身を見つけ、成長していくかは、読者に対しても自分自身を見つめ直すきっかけを提供しています。

3. 権力と責任

アズールやセト、そしてノア女王などのキャラクターを通じて、権力を持つ者の責任が描かれています。彼らは皆、国や人々を導く立場にありますが、それぞれのアプローチや考え方が異なり、その中での葛藤や成長が描かれています。権力がもたらす責任と、それにどう向き合うかが物語の中で重要なテーマとなっています。

4. 人間関係と絆

キャラクターたちの間に築かれる絆や、時にそれが壊れる様子は、物語の中で繰り返し描かれるテーマです。ニナとアズール、セトとの複雑な関係や、ニナが新たに築く人間関係は、読者に対して人と人との絆の重要性と、それがもたらす影響を強調しています。

5. 成長と変化

物語全体を通じて、キャラクターたちは大きく成長し、変化していきます。特にニナは、自分の役割を受け入れ、それに伴う責任と力を徐々に理解しながら、自己成長を遂げています。この成長と変化の過程は、読者にとっても共感を呼び起こす要素であり、人生における学びと変化の必要性を訴えています。

総じて、『星降る王国のニナ』は、運命、アイデンティティ、権力、絆、成長といった多層的なテーマを通じて、読者に深いメッセージを伝える物語です。各キャラクターの内面の葛藤や成長を描くことで、読者に対しても自分自身の人生をどう生きるか、どのように選択し成長していくかを考えさせる力強い作品となっています。