『鬼滅の刃』はその鬼殺隊メンバーたちだけでなく、物語の敵である鬼たちにも多くの人気が集まっています。これは、鬼たちが持つ独自の背景や感情に視聴者が共感できるからに他なりません。
例えば、アニメ1期に放送された那田蜘蛛山の章では、下弦の伍・累が登場し、彼の悲しい過去に多くの視聴者が感動し、「涙腺崩壊」といった反応が見られました。多くのファンが累に幸せを願う声を上げています。
続く「無限列車編」の映画では、猗窩座という新たな強敵が登場し、その緊迫感あふれる展開が話題になりました。さらに、鬼無辻無惨が率いる鬼たちの中でも、特に力を持つ「上弦の鬼」が登場し、その強さをランキング形式で紹介することがアニメ2期の見どころの一つとなっています。
この度は、アニメ『鬼滅の刃』に登場する上弦の鬼たちに焦点を当て、彼らの魅力について深掘りしていきます。
上弦の鬼たちの強さランキングTOP9下位の鬼
鬼舞辻無惨により強大な力を与えられた「上弦の鬼」たちは、その中でも特に信頼と実力を兼ね備えています。一部の上弦の鬼は、自ら鬼を作り出す能力も授かっており、それぞれが鬼殺隊の「柱」3人分の力に匹敵するとされています。今回は、そんな上弦の鬼たちを強さに基づいてランキング形式でご紹介します。
9位: 堕姫（上弦の陸）
アニメ2期の「遊郭編」で登場する堕姫は、吉原遊郭で最高位の花魁「蕨姫」として潜伏していました。彼女は炭治郎や伊之助にとって大きな脅威となり、彼らが遊郭で行方不明者を調査している間に遭遇します。しかし、戦闘中に彼女の真の力が問われ、宇随天元によって容易く首を切られたことから、上弦の鬼の中では最も弱いとされています。
8位: 獪岳（上弦の陸）
「無限城の決戦」で善逸と対峙した獪岳は、善逸の元兄弟子で雷の呼吸の使い手です。彼は新たに上弦の陸に昇格したものの、善逸に敗れ去ります。その戦いで善逸は、獪岳に対する強い決意とともに戦い、雷の呼吸の新しい型で勝利を収めました。
7位: 妓夫太郎（上弦の陸）
同じく「遊郭編」に登場する妓夫太郎は、堕姫の兄であり、彼女の体内に潜んでいます。彼の存在は堕姫をより危険な存在にしており、鬼殺隊との戦いでは彼らを苦しめました。しかし、最終的には炭治郎たちによって討ち取られます。
6位: 鳴女（上弦の肆）
鳴女は元々無惨の側で情報収集や探索を行う役割を担っていましたが、「刀鍛冶の里編」で上弦の肆に昇格します。彼女の血鬼術は戦闘向きではないものの、その能力によって鬼殺隊を混乱に陥れました。しかし、最終的には愈史郎の策により無惨によって討たれます。
5位: 玉壺（上弦の伍）
「刀鍛冶の里編」で登場する玉壺は、水生生物を操り戦う特異な血鬼術を持っています。彼は時透無一郎との激戦の末に敗れ去りますが、その戦い方は鬼殺隊に多大な危険を与えます。
4位: 半天狗（旧・上弦の肆）
半天狗は「刀鍛冶の里編」で登場し、彼の分身技能によって鬼殺隊を大きく悩ませました。彼の分身「喜」「怒」「哀」「楽」「憎珀天」は彼の意志に沿って戦闘を行い、特に憎珀天は甘露寺に大きな挑戦を提供しました。最終的に炭治郎が見せた透き通る世界の力で半天狗は討たれ、その戦いは明け方まで続きました。
上弦の鬼たちの強さランキングTOP3
3位: 猗窩座（上弦の参）
「無限列車編」で煉獄杏寿郎を倒した猗窩座は、その後も鬼殺隊と数々の戦いを繰り広げます。彼は自身の戦闘スタイルを通じて炭治郎と冨岡義勇との戦いで優位に立ちましたが、炭治郎が闘気を消して攻撃したことにより、最終的には自身の過去と向き合いながら消滅を選びました。
2位: 童磨（上弦の弍）
童磨は幼い頃から他人の感情を理解できない冷酷な存在でしたが、鬼になってからはその力をさらに拡大。彼は胡蝶しのぶの毒を逆手に取る戦略を展開しましたが、しのぶの計画により毒を体内に取り込み、その後カナヲと伊之助の連携プレーによって討たれました。
1位: 黒死牟（上弦の壱）
最も強力な上弦の鬼として知られる黒死牟は、その異形の姿と圧倒的な戦闘能力で知られています。彼は戦国時代からの経験と痣の力を持ち、岩柱・非鳴嶼行冥たちを相手に一度は優位に立ちましたが、最後は自身の醜さに直面し、敗北を受け入れました。黒死牟の戦闘スタイルと彼の精神的な葛藤は、彼を上弦の鬼の中で最も印象的な存在にしています。
まとめ
ランキングはただの戦闘力の比較ではなく、それぞれの鬼の戦い方、過去の背景、彼らがどのように強さを追求し、どのようにしてその力が試されたのかに焦点を当てています。『鬼滅の刃』は単なるアクションシーンの連続ではない、より深い物語性とキャラクターの成長、対立のドラマとなっていることも改めて認識できます。
