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【鬼滅の刃】パワハラ会議&鬼舞辻無惨に粛清された女鬼の最後は?

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『鬼滅の刃』において鬼舞辻無惨の名が登場すると、多くのファンは恐怖の象徴としての「パワハラ会議」を思い浮かべるかもしれません。この会議で無惨により粛清されるシーンは、緊張感あふれる場面として描かれています。

しかし、物語を通じて無惨に命を奪われた鬼は、これらの会議で粛清された下弦の鬼たちだけではないのです。特に、テレビアニメでもその名前と活躍が描かれた後に無惨に殺される「女性の鬼」たちが3体存在します。

これらの女性鬼たちは、それぞれ異なる背景と物語を持ちながら、無惨によって非情にも命を奪われています。彼女たちの悲劇的な最期は、無惨の残酷さを際立たせるとともに、物語に深い影を落としています。

それぞれの女性鬼がどのような経緯でこの運命を辿ったのか、その背景と最期の状況を振り返ります。

 

鬼舞辻無惨による「パワハラ会議」と「粛清」

鬼舞辻無惨は「十二鬼月(じゅうにきづき)」と呼ばれる12体の強力な鬼を支配下に置き、これを「下弦」と「上弦」の二階層に分け、上弦がより強力な鬼とされています。那田蜘蛛山での「下弦の伍・累」の敗北後、鬼舞辻は残りの下弦の鬼たちを無限城に召集しました。

この召集された会議で、下弦の鬼たちの一部が「不要」と判断され、鬼舞辻によってその場で命を絶たれるという出来事が発生しました。この出来事はファンの間で「パワハラ会議」と称されるようになりました。

「粛清」と「粛正」の意味と違い

実は「しゅくせい」という言葉には2種類の漢字・意味が存在します。

 

粛清(しゅくせい):不正者や反対者などを厳しく取り締まり、排除すること。この言葉には反対意見を力で抑えるというニュアンスが含まれます。類語には「追放」、「排除」、「弾圧」があります。

粛正(しゅくせい):不正を厳しく取り締まり、行為を正すことを指します。「反対者を排除する」という意味は含まれず、主に改善や矯正を目的として使われます。類語には「浄化」、「改善」、「矯正」があります。

 

無惨の場合には「粛清」の意味としか思えません。これもパワハラ会議といわれる所以です。

 

 

鬼舞辻無惨が粛清した鬼:朱紗丸

『鬼滅の刃』の世界で鬼舞辻無惨によって命を絶たれた鬼は数多くいますが、特に記憶に新しいのは、彼の直接の命令で粛清された女性の鬼たちです。これらの鬼たちは、テレビアニメでも登場し、彼女たちの存在と悲しい最期は視聴者に深い印象を残しました。

 

朱紗丸と矢琶羽の戦いと最期

朱紗丸と矢琶羽は、鬼舞辻無惨からの直々の命令で竈門炭治郎を狙って浅草に現れました。彼女たちが登場するシーンは、炭治郎が鬼殺隊に入隊したばかりの頃のもので、彼にとっては大きな試練の一つでした。

朱紗丸は炭治郎と禰豆子にとって非常に手強い敵であり、彼らだけでは克服できないほどの強敵でした。しかし、珠世と愈史郎の助けを借りることで、朱紗丸に立ち向かうことができました。

 

珠世の決断と朱紗丸の悲劇的な結末

珠世は自身の能力、『白日の魔香』を使用し、朱紗丸に自白を強いました。この術により、朱紗丸は無意識のうちに「鬼舞辻無惨」という名前を口にしてしまい、無惨の設けた呪いにより命を絶たれることとなりました。

『鬼滅の刃』におけるこれまでの多くの鬼の死と比較しても、朱紗丸の死は特に衝撃的であり、彼女が受けた仕打ちは非常に悲惨でした。炭治郎が直接手を下すことなく、敵である無惨自身によって命を絶たれたことは、物語における鬼との戦いの中でも異例の出来事でした。

朱紗丸の最期には、彼女が発した「ま・・・り・・・遊・・・ぼ・・・」という言葉があり、これは彼女の幼さと無惨への慕情を感じさせるものでした。この最期の言葉が、視聴者にとっても大きな感動を呼びました。

 

無惨の粛清:鳴女の活躍と最期

鬼舞辻無惨の直属の配下である鳴女は、「無限城」でのいくつかの重要な事件に深く関与しています。彼女の初登場は、下弦の鬼が集められた際の会議、いわゆる「パワハラ会議」でした。

 

無限城での鳴女の役割

鳴女はその後も、「上弦の鬼の集会」において重要な役割を果たしています。この会議は、上弦の陸・堕姫が倒された後に開かれ、鳴女の血鬼術によって上弦の鬼たちが強制的に招集されました。無限城そのものが異空間であり、普通にはアクセスできない場所であるため、鳴女の能力が不可欠であったのです。

物語の終盤には、鳴女は「上弦の肆」として登場し、鬼殺隊を皆殺しにするため、無限城内で隊員たちを散り散りにさせる重要な任務を担っていました。この際、彼女は鬼舞辻無惨が復活するまでの時間を稼ぐために、鬼殺隊員を無限城の複雑な迷路で迷わせ続けました。

 

鳴女の最後と鬼舞辻無惨との対決

最終的に鳴女の運命は、鬼舞辻無惨と愈史郎の戦いに大きく関連しています。愈史郎は鳴女を利用して鬼舞辻に挑み、一時は互角に渡り合うものの、最終的には無惨によって鳴女は切り捨てられます。

無惨は自身が支配を失った際、鳴女の頭部を破壊し、彼女の命を絶ちました。この行動は、自分の支配下にない存在を許容できない無惨の冷酷さを象徴しています。鳴女の死は、無惨の手による多くの悲劇の一つとして、『鬼滅の刃』の物語に深い影を落としました。

 

 

無惨への粛正:珠世の抗いと最期

珠世は、物語初期から鬼舞辻無惨を憎んでおり、彼を倒すことを強く望んでいました。彼女は人間時代に家族を失い、鬼となることを余儀なくされた悲しい過去を持つキャラクターです。

 

無惨討伐の共同作戦

鬼舞辻無惨と直接対峙することの危険を理解していた珠世は、鬼殺隊本部と密接に協力し、無惨を討つための計画を練りました。鬼でありながら医者でもある彼女の知識が、戦略の中核を成していました。

珠世は鬼舞辻を弱体化させるための特別な薬を開発し、戦いの中でその薬を無惨に投与する重要な役割を担いました。

 

珠世の運命

しかし、鬼舞辻の力は計り知れないものがあり、珠世がどれだけ準備をしても、彼女自身の安全は保証されていませんでした。結局、珠世は自らの命を犠牲にする覚悟で挑んだこの戦いで、鬼舞辻によって殺されてしまいます。

鬼舞辻は珠世の頭部を握り潰し、彼女の生命を絶ちました。珠世は最後まで鬼舞辻を弱らせることを試み、彼の体に異変が生じるまで戦い続けました。

その後、鬼舞辻が自身の体に起こった異変を感じ取り、珠世の細胞を再び取り出して問いただす場面がありました。これが、珠世としては最後の抵抗でしたが、鬼舞辻の肉体の消滅と共に、彼女の存在もこの世から消え去りました。

珠世の最後の言葉は、彼女の抱える深い復讐心を象徴しており、鬼舞辻に対する強い決意を示していました。

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