ニーアオートマタのアニメ版とゲーム版の相違点について解説します。
アニメとゲームの内容に関する多くのネタバレが含まれていますので、ご覧になる際はご注意ください。
ニーアオートマタ:アニメとゲームの違い主要部分
アニメとゲームの版のニーアオートマタにおける主要な相違点をまとめました。
レジスタンスのリーダーシップの違い
レジスタンスグループのリーダーとしてのアンドロイドがアニメ版とゲーム版で異なります。
- アニメではリリィがリーダーを務めています。
- ゲームではアネモネがその役割を担っています。
真珠湾降下作戦におけるリリィとアネモネの行動
真珠湾降下作戦でのリリィの行動の違い
- ゲーム版ではリリィは機械生命体の足止め部隊として活動し、最終的には自爆しています。
- アニメ版ではリリィはA2・ローズ隊長と共にサーバールームへ向かうエレベーターに乗り込み、最終的には生存してレジスタンスのリーダーになります。
アネモネの行動
- アニメとゲームでアネモネの行動は同じくエレベーターホールで二十一号を援護しますが、その後の運命が異なります。
- ゲームでは生き残り、リーダーとなりますが、アニメではその後の登場がなく、死亡した可能性があります。
レジスタンスのリーダーがリリィからアネモネに変わることによって、特に大きな物語の展開の変化は見られませんが、2期においてA2が中心となる可能性があり、そこで原作のストーリーがどのように変化するかが注目されます。
アダムとイヴの結末の違い
ゲームとアニメでの死亡順序
ゲームでは、アダムが最初に命を落とし、その後イヴがレジスタンスキャンプへの攻撃を仕掛けます。一方、アニメ版ではイヴがアダムをかばって死亡し、アダムが怒りに燃えて襲撃を行います。
アダムの認識の変化
イヴを失ったアダムは、単なる記憶や知識の共有者を超えたイヴの価値を悟ります。彼は、イヴとの絆がいかに重要であったかを失って初めて理解し、その喪失がもたらす痛みを感じます。
物語の大筋の変更なし
アニメとゲームで戦闘の対象がイヴからアダムへと変更されましたが、物語の主要な流れは原作に忠実です。ウイルスに侵された9S、そして2Bによる止めの一撃は、原作どおりの展開であり、2Bの美しさも同様に描かれています。
アニメ独自の展開
パスカルの村の秘密
アニメでは、パスカルの村の地下にエミールの頭が埋まった巨大な木が存在します。この地下空間はゲームにはなく、パスカルの過去についてのエピソードも新たに追加されています。
エミールの記憶の探求
9Sがハッキングを通じてエミールの記憶を垣間見るシーンがあります。これにより、ニーアオートマタだけでなく、ニーアレプリカントのアニメ化も望まれています。
異なる世界線のエミール
ゲームでは森の王国へ向かう際にエミールと遭遇しますが、アニメではその遭遇がありません。これがアニメの世界線におけるエミールの不在を示唆しているかもしれません。
宇宙人の末路の発見
ゲーム版では、エイリアンの反応を検知後、地下の宇宙船を発見し、そこでエイリアンの死骸を確認します。これにより、機械生命体がエイリアンに反逆した事実が明らかになります。対照的に、アニメではアダムが戦闘中にエイリアンの全滅を伝えます。この違いは、アニメでの尺の都合によるものかもしれません。