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狼と香辛料・続編ネタバレ!完結後のホロとロレンスの結末は?

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人気作品『狼と香辛料』は17巻で完結しましたが、18巻からシリーズ再開しました!

ホロとロレンスの結末はどうなるのか?完結後の続編ネタバレあらすじを詳しくご紹介します。

 

狼と香辛料17巻完結後に18巻からシリーズ再開の理由は?

『狼と香辛料』の17巻が完結した後、シリーズが再開された理由は、作者のデビュー10周年を記念して、その続編となる第18巻が発売されたからです。

2011年7月に発売された17巻で一旦完結を迎え、ファンは少し寂しさを感じたかもしれません。しかし、2016年に第18巻が発売されるという嬉しいサプライズがありました。

18巻の発売と同時に、新しいシリーズ『狼と羊皮紙』がスタートしました。これはミューリとコルを主人公としていますが、今回はホロとロレンスの物語『狼と香辛料』に焦点を当ててご紹介します。

 

 

18巻「狼と香辛料XVIII Spring Log」のネタバレあらすじ

賢狼ホロと行商人ロレンスの物語が、待望の続編として登場します。

ホロとロレンスの新たな旅

賢狼ホロと、湯屋の主人となったロレンスの”旅の続きの物語”が文庫本で登場します。

ホロとロレンスが温泉地ニョッヒラに『狼と香辛料亭』を開いてから十数年後、二人はスヴェルネルで開催される祭りの手伝いのため山を降りることになります。しかし、ロレンスにはもう一つの目的がありました。それは、ニョッヒラの近くにできる新しい温泉街の情報を集めることでした――。

狼と香辛料XVIII Spring Log

前巻から5年ぶりに登場したホロとロレンスのその後の物語は短編集として描かれています。以下にその内容を紹介します。

  • 旅の余白:新しくできる温泉街に対抗するため、ロレンスが新しい催し物を企画します。
  • 黄金色の記憶:ニョッヒラを渡り歩く訳ありの老人の探し物を手伝う話です。
  • 狼と泥まみれのおくり狼:新しい温泉街を計画しているライバルに会うロレンスの話です。
  • 羊皮紙と悪戯書き:ホロとロレンスの娘・ミューリと彼女を兄のように世話するコルの話です。

『旅の余白』ではいきなりホロのお葬式が登場しますが、実際には彼女が死亡するわけではありません。

「あそこの湯屋は楽師の歌や踊り子の踊りより、主人夫婦のやり取りを見ていたほうが面白い」と言われるほど仲睦まじいホロとロレンス。二人のその後を楽しめる幸せを存分に満喫できます。

 

19巻「狼と香辛料XIX Spring Log II」のネタバレあらすじ

賢狼ホロと宿屋の主人となったロレンスの続編が描かれています。

旅の続きの物語

元行商人ロレンスと賢狼ホロが経営する湯屋『狼と香辛料亭』を舞台に、幸せと笑いがあふれる物語の第2弾が登場します。

コルとミューリが旅に出てしまい、湯屋は慢性的な人手不足に悩まされます。繁忙期に向けて、ロレンスはスヴェルネルの騒動で出会った女性・セリムを新たに雇うことにします。実は彼女もホロと同じく狼の化身でした。

セリムの存在により、女将としても狼の化身としても威厳を保ちたいホロですが、なにか心配そうな様子です。一方、ロレンスはそんなホロの気持ちを察することなく、湯治客が持ってきた特権状に夢中になっていました。

狼と香辛料XIX Spring Log II

19巻も短編集として構成されています。それぞれの内容は以下の通りです。

  • 『狼と花弁の香り』:ホロとロレンスが修道院の依頼で若い領主を助ける話。
  • 『狼と甘い牙』:ホロとロレンスの娘ミューリのやんちゃぶりが描かれる話。
  • 『狼と羊の毛繕い』:羊飼いの羊を預かることになり、ホロが苦労する話。
  • 『狼と香辛料の記憶』:ロレンスが二人の思い出を残してホロの不安を解消しようとする話。

『狼と甘い牙』のエピソード

『狼と甘い牙』では、ミューリが風呂場の石崖を壊してしまい、コルが怒ります。ホロはコルに「察してやれ」とたしなめるのですが、狼としての本能で物事を敏感に感じ取る姿が描かれています。それでも、ミューリがコルの好物を探しに山に行く姿はかわいらしいものです。

『狼と香辛料の記憶』のエピソード

『狼と香辛料の記憶』では、ロレンスだけが老いていき、ホロが一人残されたときどうするのかがテーマです。この作品自体が大切な思い出であり、何度も本として読み返せるのは素晴らしいと感じました。

 

20巻「狼と香辛料XX Spring Log III」のネタバレあらすじ

ホロとロレンスが紡ぐ、旅の続きの物語、第3弾が登場します。

秋の訪れと新たな客

湯治客で賑わった短い夏も終わり、湯屋『狼と香辛料亭』は秋を迎えました。山々に囲まれたニョッヒラの秋の味覚を楽しもうとするホロに、ロレンスは少しあきれ気味です。

山での散策を終え、二人が籠いっぱいの土産とともに湯屋に戻ると、入り口には大勢の人だかりができていました。「なんじゃ、よくわからぬが、色々な獣の匂いがしんす」とホロが言います。季節外れの客たちの目的とは何なのでしょうか――。

狼と香辛料XX Spring Log III

20巻も短編集です。以下は各話の概要です。

  • 狼と春の落とし物:ホロとロレンスのもとに「狼」に関する依頼が持ち込まれる話。
  • 狼と白い猟犬:異端審問官が『狼と香辛料亭』の繁盛の秘密を探りにやってくる話。
  • 狼と飴色の日常:ホロが自分の小さな幸せを実現するため、ロレンスに迫る話。
  • 狼と青色の夢:ホロが山中で行き倒れを発見する話。
  • 狼と収穫の秋:ホロとロレンスが『狼と香辛料亭』を人に任せて旅に出る決意をする話。

再び旅に出るホロとロレンス

ホロとロレンスが再び二人で旅に出る決意をします。このエピソードは、二人の掛け合いがもう一度見られるという期待を抱かせます。

友人からの便りが届いたり、心配な娘の存在があったりと、湯屋にいるだけではドラマが生まれにくい状況が続いていました。そのため、新たな旅が始まるのは非常に楽しみです。

特に注目すべきは『狼と収穫の秋』です。

 

21巻「狼と香辛料XXI Spring Log IV」ネタバレあらすじ

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ホロとロレンスが再び旅に出る――。幸せを追い求める旅物語の第4弾です。

ミューリを追い求める旅

湯屋『狼と香辛料亭』を経営するロレンスの悩みの種、それは家を飛び出していった愛娘ミューリのことでした。憔悴するロレンスを見かねたホロは、湯屋をセリムたちに任せ、娘を探しに十数年ぶりの旅に出ることに決めます。

「くふ。楽しい旅になりそうじゃ」

多くの頼まれごとや思いを胸に、荷馬車はゆっくりと進みます。旅の途中で立ち寄った町で、二人はさっそくミューリの噂を耳にします。それは、彼らの知るお転婆娘とはかけ離れた、“聖女ミューリ”の噂でした。

狼と香辛料XXI Spring Log IV

21巻も短編集で構成されています。コルとミューリの旅の軌跡を追いかけながら、久しぶりに二人で旅に出るホロとロレンスの物語が楽しめます。それぞれの話の概要は以下の通りです。

  • 狼と湯煙の向こう:湯屋を任されて不安を感じるセリムの話。
  • 狼と秋色の笑顔:久しぶりに味わう旅の不便さに不機嫌になるホロとロレンスの話。
  • 狼と森の色:豊かな森を収入源にしたいという村民の相談に対応する話。
  • 狼と旅の卵:ロレンスがニシンの先物取引所を救う話。
  • 狼ともうひとつの誕生日:聖職者を目指すコルが10歳になるミューリの世話を焼く話。

湯屋を任されたのはホロと同様に狼の化身であるセリムでした。二人のことが大好きな彼女なら安心して旅に出ることができますね^^

個人的には『狼と旅の卵』がとても興味深かったです。

先物取引を巡る騒動

先物取引を賭博と考え禁止しようとする聖職者が登場しますが、確かに先物取引にはギャンブル的側面があります。未来を予測するのは難しいですからね。

騒動にかこつけて、ホロと自分の絵を他人の金で描かせてしまうロレンスの手腕が見事でした。

コルとミューリの短編が『狼と羊皮紙』ではなくこちらに収録されているのはご愛嬌ですね。

 

22巻「狼と香辛料XXII Spring Log V」ネタバレあらすじ

 

湯屋をセリムたちに任せ、再び旅に出た元行商人ロレンスと賢狼ホロ。道中、小銭両替のため訪れたヴァラン司教領で、懐かしい人物――エルサとの再会が二人を待っていました。

エルサは司祭となり、教会の財産整理のために司教領に赴いたとのことです。彼女は両替の見返りとして、一度踏み入れば生きては帰れない呪われた山の調査をロレンスに依頼します。そこには“錬金術師と堕天使”の秘密が隠されていて――。

狼と香辛料XXII Spring Log V

22巻も短編集で、3編が収録されています。それぞれの内容は以下の通りです。

  • 狼とどんぐりのパン:エルサと再会したホロとロレンスがリスの化身ターニャの話を聞く話。
  • 狼と尻尾の輪舞:借金地獄で苦しむ町を救うため、ロレンスが資金を循環させる仕組みを作る話。
  • 狼たちの結婚式:コルとミューリが結婚式を巡る騒動に巻き込まれ、ホロとロレンスが見守る話。

エピソード解説

中でも最も印象的なのは『狼とどんぐりのパン』に登場するリスのターニャです。彼女は師匠の帰りを待ち続けていますが、帰ってこないだろうと分かっていても待つその姿が切ないお話です。

『狼たちの結婚式』もドタバタ喜劇として非常に楽しめました。

 

23巻「狼と香辛料XXIII Spring Log VI」ネタバレあらすじ

賢狼ホロと元行商人のロレンスが、年代記に残るほどの活躍で借金に悩むサロニアを救いました。そのお礼として二人に贈られたのは、誰もがうらやむ貴族特権。

身に余る報酬に浮かれるロレンスを尻目に、ホロとエルサはどこか不安を感じています。贈られた特権で譲り受ける土地を調べに行くと、そこは大蛇の伝説が残る曰く付きの土地でした。

狼と香辛料XXIII Spring Log VI

23巻も短編集で、4作品が収録されています。各話の概要は以下の通りです。

  • 狼と宝石の海:サロニアにとどまるホロとロレンスが、ラーデンと村人たちの問題を解決する話。
  • 狼と実りの夏:コルとミューリが旅立つ前のニョッヒラで、悪魔のようなキノコが見つかる話。
  • 狼とかつての猟犬のため息:エルサの視点で語られる、ロレンスに貴族への道が示される話。
  • 狼と夜明けの色:新たな友人と旧友との別れを通じて、ホロとロレンスが今を見つめ直す話。

エピソード解説

最も印象的なのは『狼とかつての猟犬のため息』。龍退治にまつわるこの話で、ロレンスがホロの思考を超えた鋭さを見せる場面がありました。

『狼と夜明けの色』にはホロのセリフで特に心に残る一節があります。

「旅の間に感じる寂しさとか、悲しさとか、どうにもならぬ苦しい感情もまた、今は楽しいんじゃ」

ロレンスがいるからこそ感じられる感情を味わうのが楽しいという、最高のノロケですね。いつかは死に別れる未来が来るとしても、だからこそ今この瞬間が大切だと感じられるのは本当に素敵なことです。

 

24巻「狼と香辛料XXIV Spring Log VII」ネタバレあらすじ

世界を変える大冒険に向かった娘ミューリを追い、旅を続ける賢狼ホロと元行商人ロレンス。しかし、借金に悩むサロニアの窮地を救ったロレンスの活躍が、思わぬ影響をもたらします。

「貴重な森が失われる」と、森林監督官から詰め寄られてしまうのです。トーネブルクの未来を考え、森を切り開く決断をした領主と、先祖代々の森を守りたい領民。その両者の間でホロを悲しませたくないロレンスは、皆が納得する妙案を考えることになります。

しかし、木材取引の相手である港町カーランの背後には、女商人の影が…。

狼と香辛料XXIV Spring Log VII

Spring Logシリーズで初めての長編となる24巻の一番の注目はエーブの登場ですが、他にもエルサやケルーベなど懐かしいキャラクターがホロとロレンスの前に現れます。

トーネブルクの自然豊かな森をどう守るか?資源としての森を誰がどう活用するか?がポイントです。

森を管理下に置き利益を上げたい領主、畜産や農業の資源として活用し収益を上げたい生産者たち、住処としての森を維持したい住民たちに、コルとミューリの思惑も絡み複雑な問題となります。

エーブの狙いを見破るロレンス

エーブから提案されたのは誰も損をしない話でしたが、ケルーベで情報収集を進めるうちに違和感の正体に気づき、エーブの狙いを阻止するロレンスの姿がかっこよかったです。

やはり『狼と香辛料』はこうでなくては!と感じたお話でした。ロレンスが年齢相応に老いている描写もありますが、ホロがさり気なく支える姿が素敵です。

 

 

 

まとめ考察

『狼と香辛料』シリーズを通じて、作者は多くのメッセージを読者に届けようとしています。まず、ホロとロレンスの物語は単なる冒険譚ではなく、愛と成長、そして絆の深さを描いたものです。二人の旅を通じて、彼らが直面する困難や問題に対する解決策を見つける過程は、読者に勇気と知恵の重要性を教えてくれます。

困難を乗り越える力

ホロとロレンスが直面する課題は、単なる冒険や商取引の問題にとどまりません。例えば、森の保護や資源の利用を巡る争いは、現代の環境問題や資源管理に対するメタファーとも言えます。作者は、この物語を通じて、環境保護と経済発展のバランスを取ることの重要性を示しています。また、ロレンスの知恵やホロの直感が、困難を乗り越える手段として描かれ、知恵と直感の融合が重要であることを教えてくれます。

愛と絆の深さ

物語の中で、ホロとロレンスの関係は深い愛と信頼で結ばれています。彼らの旅は、互いの理解と支え合いによって成り立っており、これが物語の核となっています。老いゆくロレンスを支えるホロの姿や、ロレンスの知恵で問題を解決しようとする姿勢は、読者にとって感動的であり、真のパートナーシップとは何かを考えさせられます。

人生の儚さと現在の大切さ

また、ホロとロレンスの旅は、人生の儚さと現在を大切にすることの重要性を強調しています。彼らが経験する様々な感情や出来事は、人生の一瞬一瞬を大切にすることの大切さを教えてくれます。未来に対する不安や過去の思い出が彼らの旅に色を添え、現在を楽しむことの重要性が浮き彫りにされています。

これらのメッセージを通じて、作者は読者に対し、愛、知恵、環境保護、そして現在を生きることの重要性を伝えようとしています。『狼と香辛料』の物語は、単なるファンタジーではなく、現実世界に生きる私たちへの重要なメッセージが込められているのです。

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