『崖の上のポニョ』の気になるキャラクター、宗介の母・リサが働く「ひまわりの家」という施設にいるおばあちゃんたち。
おばあちゃんたちは個性豊かで、口が悪い人から優しい人まで様々ですが、共通してポニョや宗介をとても愛していて、彼らを応援している点が魅力的です。
実は施設のおばあちゃんたちにはそれぞれ名前がつけられています。
この記事では施設・老人ホームにいるおばあちゃんたちの名前を紹介します。
崖の上のポニョおばあちゃんの名前一覧
トキさん
トキさんは『崖の上のポニョ』に登場する印象的なおばあちゃんの一人です。彼女の特徴は、時に口が悪く、気が強い一方で、心根は優しく、主要なキャラクターたちを温かく見守る姿が描かれています。
宮崎駿監督の母親、美子さんがモデルとされており、その性格や言動がトキさんに色濃く反映されています。
映画内でトキさんは、ポニョに水をかけられたことがあります。これはポニョがトキさんの発言に怒ったためですが、このシーンは彼女の直言直述の性格をよく示しています。また、トキさんは他のおばあちゃんたちとは一線を画しており、宗介やポニョに対しても独自の見解を持って接しています。
トキさんを演じる吉行和子さんは、1935年生まれの俳優で、映画やテレビドラマ、舞台など幅広いジャンルで活躍しています。彼女は文学的な家族背景を持ち、演劇においてもその才能を発揮しています。
ヨシエさん
ヨシエさんは、アニメ『崖の上のポニョ』に登場するデイケアサービスセンター「ひまわりの家」の利用者の一人です。
彼女は金髪でピンクの服を着ており、そのおっとりした性格と親しみやすい雰囲気で、宗介を孫のように可愛がります。車椅子を使用している点も彼女のキャラクターを象徴しています。
ヨシエさんの声を担当しているのは、奈良岡朋子さんです。1929年12月1日生まれの東京都出身で、若い頃から演劇界で活躍しています。彼女は劇団民藝の創設メンバーの一人として、日本の舞台芸術に大きな影響を与えました。
カヨさん
カヨさんは、アニメ『崖の上のポニョ』に登場するキャラクターで、茶色い髪とブルーの上下服が特徴的です。彼女はデイケアサービスセンター「ひまわりの家」で、よくヨシエさんと共に行動しています。
カヨさんの過去には、キャリアウーマンとしての背景があり、その経験が彼女の人物像に深みを加えています。
カヨさんの声を担当しているのは、左時枝さんです。1947年3月27日生まれの富山県出身で、劇団員として多岐にわたる演劇活動に参加してきました。特に、テレビドラマや時代劇での役柄が高く評価されており、日本のエンターテイメント業界において重要な役割を果たしています。
ひなさん、りつこさん、のり子さん、ハナさん
『崖の上のポニョ』には、ひなさん、リツコさん、のり子さん、ハナさんという4人のおばあちゃんが登場します。それぞれのファッションは個性的で、彼女たちのキャラクターを色鮮やかに彩っています。
- ひなさん：紫の上着とゆったりしたパンツを着用。落ち着いた雰囲気が特徴。
- リツコさん：明るい黄色の上着にグリーンの上下を合わせた、活動的なスタイル。
- のり子さん：水玉のトップスと青いスカートで、ポップで若々しい印象。
- ハナさん：黄色いトップスに細身のパンツを着用し、スタイリッシュな外見。
この4人は、物語のクライマックスで水没したひまわり園の庭で、車椅子から解放され、自由に走り回る姿を見せます。普段は車椅子に座っている彼女たちが、自由に動き回る姿は、観る者にとって非常に印象深いシーンです。
ひなさんたちは、ポニョと宗介を温かく見守り、支えています。彼女たちからの「いつでもポニョと宗介の味方だからねー！」という言葉は、物語全体に温かさと希望をもたらす重要な要素となっています。
この4人のおばあちゃんたちの存在が、物語に深みと色彩を加え、『崖の上のポニョ』の世界をより豊かなものにしています。彼女たちの個性や行動が、物語の中で重要な役割を果たしているのです。
