アニメ化決定の米澤穂信氏の「小市民シリーズ」。原作は推理小説でオムニバス形式になっています。基本的に1話完結型の物語になっていますが、小市民シリーズを読む順番について、紹介します。
「小市民シリーズ」とは?
小市民シリーズは、恋愛や依存ではなく、互恵関係を築きながら日常と非日常が交錯する高校生活を送る小鳩くんと小佐内さんの物語です。彼らが偶然にも事件に巻き込まれる様子を描いています。
推奨される読み進め方
このシリーズは、発行された順番に沿って読むのが一般的ですが、特定の作品は時間軸上で異なる配置がされています。具体的には、第4作「巴里マカロンの謎」が時間的には第1作「春期限定いちごタルト事件」と第2作「夏期限定トロピカルパフェ事件」の間に位置します。このため、この作品を途中で読んでも問題ありませんが、他の作品はリリース順に従ってください。
各巻の概要
- 春期限定いちごタルト事件
初入学した舟戸高校での謎解きが描かれます。美術に関連する謎や美味しいココアの秘密に迫ります。 - 夏期限定トロピカルパフェ事件
夏休み、小鳩くんは小佐内さんと一緒にスイーツ探索をしますが、その背後にある意図に疑問を感じます。 - 秋期限定栗きんとん事件
クラスメイトからの手紙がきっかけで展開する恋愛と謎解きの物語。 - 巴里マカロンの謎
新しく開店したパティスリーでの事件と、小佐内さんの忘れ物を巡る謎が描かれます。 - 冬期限定ボンボンショコラ事件
交通事故とそれに伴うさまざまなドラマが高校3年生の冬に展開します。過去の事件との関連も明らかになります。
シリーズの読み進め方
- 時系列順: 「春期限定いちごタルト事件」→「巴里マカロンの謎」→「夏期限定トロピカルパフェ事件」→「秋期限定栗きんとん事件」→「冬期限定ボンボンショコラ事件」
- 発行順: 「春期限定いちごタルト事件」→「夏期限定トロピカルパフェ事件」→「秋期限定栗きんとん事件」→「巴里マカロンの謎」→「冬期限定ボンボンショコラ事件」
どちらの順番で読んでも、小市民シリーズの魅力を十分に楽しむことができます。