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青のミブロがつまらない理由:魅力と物足りなさが面白くない原因なのか考察

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週刊少年マガジンで人気を博している『青のミブロ』は、主人公・ちりぬにおが土方歳三らに誘われ壬生浪士組に加わり、独自の方法で京都を護ろうとする物語です。

この作品は連載が続いているにも関わらず、「面白くない」「退屈だ」といった否定的な意見も散見されます。一般的に、評価が低い作品は連載期間が短くなることも珍しくない中、『青のミブロ』が長期間連載されているのは、確固たるファン層が存在しているからでしょう。

今回は、なぜ『青のミブロ』が一部から「面白くない」と感じられるのか、その理由を深掘りしてみたいと思います。

 

 

『青のミブロ』は本当につまらないのか?

一部の読者が『青のミブロ』を「つまらない」と感じている理由について、ネット上の口コミを参考に探ってみましょう。

 

読者の評価を探る

土方歳三や沖田総司など、新選組や壬生浪士組が登場するため、物語のテーマ自体は興味深いものです。

しかし、ゲームや他の漫画で美化されがちなイケメンキャラクターが登場する一方で、実際の物語ではそのような要素が少ないため、特定のファン層には物足りなさを感じさせるかもしれません。

 

物語の構成とキャラクター展開

また、幕末という時代背景を持つこの作品は、戦いが多い一方で、人物間の対話や内面的な描写が重視される場面が多いです。これが、アクションを期待する読者にとっては物足りない「ポエム的」な展開と捉えられることもあるようです。

さらに、物語の中心キャラクターである「にお」に関しては、彼の存在意義や物語への貢献度に疑問を持つ声もあります。戦闘シーンにおいても目立った活躍が見られないことから、一部の読者は彼のキャラクターに魅力を感じないと述べています。

これらの点を踏まえ、次に『青のミブロ』が持つ魅力と、批判的な意見がある原因をさらに深く掘り下げてみます。

 

 

『青のミブロ』面白くないと感じる原因は?

オリジナルキャラクター「ちりぬにお」の影響

『青のミブロ』で主人公を務める「ちりぬにお」は、歴史上の実在の人物ではなく完全な創作キャラクターです。この作品には土方歳三や沖田総司といった有名な歴史人物も登場する中、におだけがフィクションのキャラクターとして描かれています。

 

におの性格は温和で、敵に対しても斬り捨てず、説得を試みることが多く、これが壬生浪士組とは合わない点として指摘されています。作者は恐らく、混乱の時代における優しさの価値を提示しようと意図している可能性がありますが、その狙いが読者には十分に伝わっていないのかもしれません。

 

独特な絵柄が読者の受け止めに影響

『青のミブロ』は作者特有の絵柄で描かれており、そのスタイルが賛否両論を呼んでいます。漫画の魅力の一つに絵柄があり、その視覚的な特徴が作品の人気を大きく左右することも少なくありません。『青のミブロ』の場合、作者の個性的な画風が一部の読者には受け入れがたいと感じられ、作品の評価を下げる一因となっているようです。

 

物語の進行が遅いとの指摘

また、『青のミブロ』は物語の進行が遅いという批評もあります。特に、歴史的に重要な事件が多い幕末という時代を背景にしていながら、3年間の連載で芹沢鴨の暗殺事件までしか進んでいない点が指摘されています。このゆっくりとしたペースは、読者がドラマティックな展開を期待する中で物足りなさを感じさせ、物語に対する没入感を損なっている可能性があります。

 

さらに、オリジナルエピソードである「血の立志団編」が長期間にわたって展開されたことが、物語のテンポを低下させているとも捉えられています。物語の流れが停滞することで、読者が感じる面白さが薄れてしまうことは、連載作品にとって致命的な問題となるでしょう。

 

まとめ考察

『青のミブロ』についての議論や批評を進める中で、作者が意図的に採用している独特なアプローチが浮かび上がります。まず、作品の絵柄に関しては、個性的であり、これが一部の読者には受け入れがたい要素となっていることがわかります。漫画としての視覚的な魅力は非常に主観的で、作者は自身のスタイルを貫くことで独自のファン層を形成しようとしているのかもしれません。

 

一方で、物語の進行が遅いという点に関しては、作者が深い背景描写やキャラクター開発に時間をかけることで、よりリッチな物語性を追求していると考えられます。しかし、これが逆にテンポの悪化を招き、特にアクションやスリルを求める読者にとっては物足りなさを感じさせる原因となっているようです。

 

これらの要素から推測するに、作者は『青のミブロ』を通じて、ただ単に歴史的事実を追うのではなく、人物の内面や時代背景に深く潜り込むことを試みているのです。これは、読者に対して時代や人物の複雑さを理解し、感じ取ってほしいという願いがあるためかもしれません。このように、作者は『青のミブロ』を使って、単なるエンターテイメント以上の何か、つまり歴史の多面性や人間性の深さを探求しようとしているのです。

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