最近目にしたり聞くようになった「ブロマンス」という言葉。一体どういう意味なのか?BL(ボーイズラブ)との違いや言葉の由来についてまとめました。
ブロマンスとは?意味や由来について
ブロマンスの意味
ブロマンスの意味は「男同士の熱い友情」のことです。
男性同士の友情を超えて兄弟のようなアツさを持った友情を意味しています。
日本で似たような言葉として「バディ」という言い方があります。
ブロマンスの由来
ブロマンスの言葉は、実は英語圏ではスラング(俗語)として浸透しています。
ブロマンスの由来は、英語圏で生まれました。
「Brother」(兄弟)と「Romance」(ロマンス)が掛け合わさった造語です。
海外では親しい男性同士は「Hi、Brother!」(よぉ、ブラザー!)といった声掛けをしたりします。アメリカなど洋画でもよく聞くフレーズですよね。
もともとは2000年代にアメリカのスケートボード雑誌がブロマンスという言葉を作り上げました。当初の意味としては「四六時中スケボーを一緒にするような友達」といった意味合いで軽いノリで作った造語だったそうです。
この「友情以上の兄弟のような親密な関係」のBrotherに、ロマンスが加わるような関係…濃厚な関係を想像させる言葉です。アメリカやイギリスでは2010年頃には新語として辞典にまで掲載されるほど浸透している造語です。
ブロマンスが日本で流行語のように浸透したきっかけは?
ブロマンスという言葉が日本で浸透する大きなきっかけになったのはBTSだといわれています。
2019年にK-popアイドルのBTSが韓国語で「ブロマンス」という投稿文とともに自撮りをアップしたことが話題になったことで、K-popファンを中心に一気に「ブロマンス」という言葉が認知されました。
最近では中国アニメ『天官賜福』が日本でもテレビ放送されることになったことで「ブロマンス」という言葉がさらに広まりつつあります。
ブロマンスとBL(ボーイズラブ)の違いは?
大きな違いは「恋愛感情」「性的感情」の有無?
BL(ボーイズラブ)は男性同士の恋愛感情・肉体関係が伴いますが、ブロマンスには恋愛感情といったものはない親密な人間関係のみです。
近年日本でも「ブロマンス」が浸透しつつあるのは、
- ボーイズラブが好きというわけではない
- 男性同士がわちゃわちゃしているのを見るのが好き・尊い
といった腐女子まで至らないような女性心理にマッチした言葉だったことも理由の一つのようです。
女性同士がわちゃわちゃしているアニメ作品やアイドル番組が男性ファンに愛されていて、観て楽しむ時に「女性同士が恋愛関係で…」とはならない心境と同じ、と言ってしまえばよいでしょうか…。
BLは恋愛関係・肉体関係がある
ボーイズラブという名前だけあり、男同士の恋愛関係モノ、特に性的関係まで踏み込んで描写しているものはBLと呼んで間違いはないです。
ブロマンスの定義は曖昧?
とはいえ、ブロマンスもの、と呼ばれる作品の中には恋愛要素を含んだ同性カップルモノもあったりします。
しかしながらブロマンスでは「性的関係および描写」は皆無といっても良いです。
ブロマンスの定義は曖昧というよりも、かなりの拡大解釈を含んでいます。ブロマンスの中にピンポイントで「BL」が存在しているイメージです。
そのためブロマンスにはほのかな恋愛を含んだものもあれば、一切なしのいわゆる「バディ」(相棒)系もアリと多種多様なアツい人間関係ともいえます。
まとめ:ブロマンス作品は意外と多い?
個人的にブロマンスものといえるのは
- SHERLOCK(シャーロック、英国ドラマ)
あたりかなと思うのですがどうでしょうか?
もし良ければコメントに好きなブロマンスもの作品を教えて下さいね^^