- 『シャーマンキングFLOWERS』とは
- 『シャーマンキングFLOWERS』1巻をわかりやすく解説:麻倉花の試練
- 『シャーマンキングFLOWERS』2巻をわかりやすく解説:新たな展開と試練
- 『シャーマンキングFLOWERS』3巻:混乱と新たな力の目覚め
- 『シャーマンキングFLOWERS』4巻:失われた霊と新たな戦い
- 『シャーマンキング』第五巻:霊界と現世の試練
- 『シャーマンキング』第6巻:プチ修羅地獄と新たな霊の出会い
『シャーマンキングFLOWERS』とは
『シャーマンキングFLOWERS』は、人気シリーズ『シャーマンキング』の続編として描かれる物語です。主人公はふんばり温泉で暮らす少年、麻倉花。彼は名門麻倉家の次期当主であり、侍の霊阿弥陀丸を召喚できるシャーマンの能力を持っています。
しかし、花は日常に刺激を求めており、何もかもがつまらないと感じて生活していました。
新たな脅威と自己探求の始まり
ある日、自称「裏・麻倉家」からの2人の刺客が花を訪ねてきます。この出来事が彼の人生に新たな動きをもたらし、自らの存在意義とシャーマンとしての役割について深く考え直すきっかけとなります。
物語は、麻倉花と前作の主要キャラクターの子供たちを中心に展開しています。
シリーズの連載とその終焉
『シャーマンキングFLOWERS』は、2009年にファンブック『マンタリテ』内で『フラワーズ〜花の時代〜』として初めて紹介されました。その後、2012年に「ジャンプ改」で正式に連載が開始され、雑誌の2014年の休刊に伴い、連載は実質的に終了しました。
最終号には、「『シャーマンキング』シリーズの今後の展開をお待ちください」とのメッセージが記されており、ファンには今後の続報が待たれる状況です。
『シャーマンキングFLOWERS』1巻をわかりやすく解説:麻倉花の試練
麻倉花、中学生で現シャーマンキング、麻倉ハオの甥としても知られる彼は、シャーマンの名門・麻倉家の次期当主として期待されています。彼の持霊である阿弥陀丸と共に成長しているものの、彼の育ての親である玉村たまおからは霊を使った喧嘩を厳しく禁じられており、花はシャーマンとしての才能を活かせずにいました。
予期せぬ挑戦と新たな敵の出現
日々を退屈に感じていた花は、ある日、郊外の墓地で町の不良たちに挑まれます。阿弥陀丸と共にオーバーソウルで応戦し、不良たちを退けるものの、この行動がたまおに知れてしまい、家に帰ると彼から叱責されます。
この事件が心の重荷となった花の前に突然、「裏・麻倉家」を名乗る麻倉葉羽が現れます。葉羽は一度は花に撃退されますが、その後、彼の姉である麻倉路菓も登場し、花は再び挑戦を受けることになります。
運命の転換点
麻倉家の裏側を担う葉羽と路菓、この兄妹との遭遇は花にとって新たな戦いの始まりを告げるものでした。
彼らとの戦いを通じて、花は自身がシャーマンとして持つべき役割と、自らの日常からの脱却を迫られることになります。これが、彼にとって新たな試練の始まりであり、シャーマンとして成長する契機となるのです。
『シャーマンキングFLOWERS』2巻をわかりやすく解説:新たな展開と試練
麻倉花が麻倉葉羽と麻倉路菓の攻撃を受けた後、一命を取り留めたのはアルミ・ニウムバーチの助けがあったからです。
意識を取り戻した病院で、彼の前に現れたアルミは自らを「3代目イタコのアンナ」と名乗り、さらに花の許婚であることを明かします。アルミの登場により、新たなシャーマン戦「フラワーオブメイズ」の序章が開かれます。
隠された過去と新たな対決
花は梅宮竜之介からアルミの事情を聞き、玉村たまおがシャーマンとしての戦いを禁じていた真実の理由を知ります。一方で、たまおは裏・麻倉家の拠点である京都へと向かい、大天狗のオーバーソウルを使い屋敷を襲撃し、麻倉葉虚を圧倒。
裏・麻倉家の背後にいる黒幕の探索を試みます。
学校での新たな関係とフラワーオブメイズへの道
退院後の花は、いつものようにやる気がなく学校に通いますが、そこへ葉羽が転入生として現れます。フラワーオブメイズの開催までの間、彼らは一時的な休戦を決め、友人関係を築くことになります。
さらに、アルミも同じクラスに転入し、花は彼女に振り回される毎日を送ることになるのでした。
『シャーマンキングFLOWERS』3巻:混乱と新たな力の目覚め
麻倉花と麻倉葉羽が共にショッピングモールでの一日を楽しむはずが、突如として麻倉路菓とその手下、一原竜次に襲撃される事態に。
花が反撃を試みるものの、彼の霊、阿弥陀丸はすでに路菓によって人魂の状態で石化、戦闘不能となっていました。
追い詰められた花の新たな力
葉羽が必死で花を守ろうとする中、花は重傷を負い、意識を失いますが、その危機的状況の中で彼は新たな力を目覚めさせます。
周囲の塵や埃を利用して子鬼のオーバーソウルを生成し、さらに暗黒の力をまとった巨大な「闇鬼」を召喚。
しかし、その暴走はアルミ・ニウムバーチの活躍により一時的に止められるのでした。
事態の収束と新たな問題の発生
花と路菓の衝突後、葉羽は路菓を操っていた天照山車の本体を探し始めますが、その本体は既に鴨川羊介によって、石化した阿弥陀丸と共に回収されてしまいます。
これにより路菓は正気を取り戻し、花も目を覚ますものの、阿弥陀丸の喪失に深い落胆と怒りを覚えます。
しかし、アルミからの厳しい一喝により彼は再び立ち直りを見せます。
その後、玉村たまおが路菓達を夕食に招くという和解の手を差し伸べ、その席で路菓から黒幕についての詳細な情報を聞き出すことに成功します。これにより、今後の展開に大きな期待が寄せられるのでした。
『シャーマンキングFLOWERS』4巻:失われた霊と新たな戦い
持霊の阿弥陀丸を失った麻倉花は、寂しい墓地で独り思いに耽っていました。
そんな彼の前に、伊吹ガッコと名乗る謎の少年が現れます。ガッコに挑戦された花は、阿弥陀丸を失い無防備ながらも戦うことになり、子鬼を使って応戦しますが、その力は制御不能に陥り、闇鬼に取り込まれてしまいます。
オーバーソウルの激突と花の暴走
「チームハオ」を自称するガッコは、新たなオーバーソウル「オーガハンター」を使い、鎧のように全身を覆います。この戦いは、オーバーソウル同士の衝突となり、花はガッコの「鬼斬り包丁」によって斬られ、意識を失ってしまいます。意識を取り戻した花が再び鬼を使う試みは、アルミ・ニウムバーチの制裁を受けて中断されます。
新たな真実と参戦者の明かされる背景
ガッコが「フラワーオブメイズ」と呼ばれる神々の争いに参加していること、花がチームハオのボスである事実が明らかになります。
さらに、アルミがチームの総監督であることも判明し、物語は新たな局面を迎えます。
その頃、横茶基地には新しいシャーマンの少年、道黽が到着していたことで、物語にさらなる複雑さが加わるのでした。
『シャーマンキング』第五巻:霊界と現世の試練
河原での戦いで命を落とした麻倉花は、精霊界「グレートスピリッツ」で現在の王、麻倉ハオと再会します。ハオの意向により、花は若き日の父、14歳の麻倉葉と対戦することになります。
自信満々で挑むものの、葉の巧みなオーバーソウルに翻弄され、敗北してしまいます。
敗北後の花の旅とふんばり温泉の新たな危機
敗れた花は、自身が何を欠いているかを葉に指摘され、プチ修羅地獄で目を覚ます。そこで謎の男、桜井と出会います。一方、現世のふんばり温泉では、ルドセブとセイラームがゴーレムと共に新たな事件を引き起こします。
事件に翻弄される伊吹ガッコ達の前に、道黽の母の敵であるブラックメイデンが現れます。道黽は彼女に立ち向かうも、彼女の強力なオーバーソウルに敗れてしまいます。
事態の収束と新たな発見
玉村たまおの力で一時的に事態が収束しますが、その最中にルドセブ達がチームヤービスの一員であることが明らかになります。
この発見は、今後の展開に重要な影響を与えることになるでしょう。
『シャーマンキング』第6巻:プチ修羅地獄と新たな霊の出会い
プチ修羅地獄に送られた麻倉花は、この異界で零式戦闘機のパイロットだった日本兵、桜井と出会います。桜井は自身の過去と戦争体験について花に語ります。
この出会いは、花にとって新たな霊力の源となる可能性がありました。
桜井の運命とチームヤービスの介入
麻倉ハオは、すでに戦死している桜井を花の新たな持ち霊にしようと考えていましたが、この計画はチームヤービスの大将である鴨川羊介によって阻止されます。
鴨川との戦いの中で花はかつて彼との出会いを思い出しますが、鴨川の読心やコピーの能力には敵わず、圧倒されてしまいます。
新たな世界への旅と真の戦い
敗北後、花は日本軍基地が再現された新たな世界に移動します。
そこで終戦間際の桜井と再会し、彼の仲間たちとも知り合います。基地が敵軍に襲撃される中、花は桜井の零式に同乗し、共に戦います。
戦いの中で桜井たちが見せる、国のために自らの命を捧げる覚悟を目の当たりにし、花は麻倉葉に以前指摘された「自分に足りないもの」を自覚し始めるのでした。