「ワンパンマン」シリーズに登場する「神」という存在は、多くの謎に包まれています。この神は、人類にとっての敵なのか、それとも怪人たちを支持しているのか？この記事では、神の正体とその目的について深掘りして考察していきます。
ワンパンマンにおける「神」の役割と目的
「ワンパンマン」の世界では「災害レベル」という指標が怪人の脅威を評価するために用いられています。
その中でも「神」レベルは最も危険であり、まだ具体的な存在が描かれていないにも関わらず、設定されています。
災害レベル「神」とは何か
ヒーロー協会が設定した災害レベルの中で、「神」は最上位に位置づけられています。
これまでのところ、実際に「神」レベルの敵が登場したことはなく、ヒーロー協会もそのようなレベルを観測したことはありません。
しかし、このレベルが存在する理由は、S級ヒーローのトップであるブラストが影響を与えた可能性があります。
彼は「神」レベルの脅威に備える必要があると考え、ヒーロー協会に対してその設定を提案したのかもしれません。
「神」の正体とは
作中では「神」という存在が人類に対して敵意を持っていることが示唆されています。
特にホームレス帝に力を与えた際の会話からは、人類への憎悪やその破壊を促すような発言が見られます。このことから、「神」が単に怪人だけでなく、より大きな目的を持って行動していることが伺えます。
一方で、オロチやサイコスに力を与えた事例を見ると、「神」は地球そのものや宇宙的な存在の可能性も示唆されています。
さらに、古代の壁画に描かれた文言やシンボルからは、この「神」が古くから地球に関わる存在であることも考えられます。
これらの点から、「神」が最終的な敵、つまりラスボスである可能性が高いと推測されます。
「神」の目的と人類に対する態度
「神」の主な目的は、人類やその他の知的生命体の全滅です。
これは、ヒーローのブラストが異星人と協力していることからも明白です。ホームレス帝やサイコスを通じての人類への憎悪の煽動や、より強い個体への力の譲渡は、この目的をより効果的に遂行するための戦略であると考えられます。
人類の滅亡を目指す動機
「神」が地球のスポークスパーソンであるとする説は、人類が地球に与える負の影響を根絶しようとする動機から導かれます。
これは、初期の敵であるワクチンマンと同じ理念を持つことから、物語のラストでのクライマックスに相応しいものです。ただし、この完璧すぎる動機が誤解を招く可能性もあります。
さらに、「神」が全人類を生贄にして自らを復活させるための計画も存在するとされています。古代の壁画にはこのような目的で「神」が崇拝されていたことが示されており、かつては地球環境の守護者として活動していた可能性があります。
地球そのものに対する敵意
一方で、地球や他の惑星を含めた破壊を目論むという、より破壊的な動機も考えられます。これは「神」が地球の環境問題に無関心であること、および知的生命体に対する全般的な敵意を持つことから推測されます。
「神」は、その超自然的な力を使って、直接的にまたは他の怪人や人間を通じて地球上の生命を根絶やしにしようとしています。この過程で、地球全体や周辺の惑星をも破壊することに何の躊躇も見せないため、「神」の真の目的はただの破壊にあるとも考えられます。
