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【鬼滅の刃】上弦の鬼完全ガイド:その力は本当に柱3人分?各上弦の詳細解説!

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鬼滅の刃に登場する「十二鬼月」の中でも特に強力な「上弦の鬼」は、その非凡な強さと特殊能力で知られています。彼らは鬼舞辻無惨の直属の配下として、物語の中で多くの戦いを引き起こします。

特に上位6名から成る上弦の鬼は、その圧倒的な力で登場するたびに注目を集めました。100年以上もの間、顔ぶれが変わらないという事実は、彼らがどれほど強力であるかを物語っています。

本記事では、上弦の鬼についての基本情報、彼らの強さ、使用する血鬼術などを詳しく解説します。各上弦の鬼の特徴と能力を一覧で紹介し、なぜ彼らがそんなにも強いのかを探求します。上弦の鬼たちの背景や彼らがどのようなシステムで選ばれるのかも詳述し、読者が「鬼滅の刃」の世界観をより深く理解できるようにします。

 

「上弦の鬼」とその階層システム

「鬼滅の刃」に登場する最強クラスの敵、上弦の鬼は、鬼の首領・鬼舞辻無惨の直属の部下である十二鬼月の中でも特に強力な存在です。

十二鬼月の上弦の鬼・下弦の鬼

十二鬼月は上弦と下弦の二つのグループに分かれており、上弦の鬼は「上弦の壱」から「上弦の陸」までの六体が、それぞれ強大な力を持っています。彼らは無惨から多量の血を与えられており、その力は絶大です。

下弦の鬼は上弦の鬼と異なり、序列は下位であり、彼らの中で最も力の弱い鬼から始まります。一方、上弦の鬼は下弦の鬼と比べて圧倒的な力を持ち、最も弱い上弦の鬼であっても25人の柱を倒した歴史を持つほどです。

上弦の鬼の強さの秘密

上弦の鬼の強さは「柱三人分」とも評され、彼らの力は静止しているわけではありません。下位の鬼が上位の鬼に挑戦し勝利することで「入れ替わりの血戦」と呼ばれる昇格試験を経ることが可能です。これにより、上弦の鬼の位置は常に争いと競争の対象となっています。

特に注目すべきは、彼らがどのようにして柱たちを倒してきたのかという実例です。上弦の鬼が柱を倒す際には、通常、複数の柱級の剣士が必要とされ、その中には「痣」や「赫刀」といった特別な能力を持つ者も含まれています。例えば、黒死牟は柱三人とその他一人を倒し、他の上弦の鬼もそれぞれ褮えしい戦績を持っています。

上弦の鬼たちが長年にわたってその地位を保っている理由の一つは、彼らが単独で複数の柱に相当する戦力を持っているからです。また、彼らを倒すためには竈門炭治郎のような特別な存在や、痣を発現させた剣士が必要とされます。これは、鬼殺隊の戦力だけでは不十分であることを示しています。

上弦の鬼のメンバーとその詳細

「鬼滅の刃」における最も強力な敵、上弦の鬼たちの一覧と彼らが初めて登場したシーンを以下に紹介します。

序列 名前 初登場
上弦の壱 黒死牟(こくしぼう) 12巻第98話 / 刀鍛冶の里編
上弦の弐 童磨(どうま) 11巻第96話 / 遊郭編
上弦の参 猗窩座(あかざ) 8巻第63話 / 無限列車編
上弦の肆 半天狗(はんてんぐ) 12巻第98話 / 刀鍛冶の里編
上弦の伍 玉壺(ぎょっこ) 12巻第98話 / 刀鍛冶の里編
上弦の陸 堕姫(だき)・妓夫太郎(ぎゅうたろう) 9巻第73話 / 遊郭編
10巻第85話 / 遊郭編
新・上弦の肆 鳴女(なきめ) 6巻第51話 / 立志編
新・上弦の陸 獪岳(かいがく) 4巻第34話 / 立志編

上記の表に記載されているメンバーが現在の上弦の鬼です。特筆すべきは、堕姫と妓夫太郎の死後には獪岳が上弦の陸に昇格し、半天狗の死後には鳴女が上弦の肆として新たな位置を埋めたことです。

 

 

上弦の鬼たちの特徴と能力

上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)

黒死牟は、月の呼吸の技術を持ち、戦闘では月の呼吸と血鬼術を融合させた独自のスタイルで戦います。彼は「痣」および「透き通る世界」という高度な戦闘領域に到達しています。鬼舞辻無惨からはビジネスパートナーとしての信頼を得ており、鬼の中でも古参である彼は戦国時代から存在しています。

黒死牟の戦闘力は他の上弦の鬼と比較しても突出しており、彼の前に立ちはだかった者たちは圧倒的な強さに恐怖や絶望を感じることが少なくありません。彼の血鬼術は、月型の斬撃を多層的に展開し、広範囲にわたる攻撃を可能とします。

上弦の弐・童磨(どうま)

万世極楽教の教祖である童磨は、特定の女性のみを狙う食性を持つ鬼です。彼の血鬼術は氷を操る能力で、その応用力は非常に高いです。童磨の性格は冷酷で、彼の感情の多くは表面的なものであり、周囲からは疎まれがちです。</ また、彼は元上弦の陸であり、謎の多い「入れ替わりの血戦」を経て上弦の弐に昇格しました。

上弦の参・猗窩座(あかざ)

猗窩座は全身に紋様が浮かぶ武闘派の鬼で、打撃戦を得意とします。彼は弱者を蔑み、強者を追い求める性格で、強い者との戦いを好みます。女性は食べず、その選択が無惨には特別扱いされています。猗窩座の血鬼術は、彼の肉体を極限まで鍛え上げた結果、強力な打撃を与える能力となっています。

彼の戦闘スタイルは非常に直接的であり、日輪刀を素手で破壊するほどの力を持っています。また、彼の自決はさらなる被害を防ぐための決断でした。

上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)

半天狗は老人のような風貌に大きなコブが特徴的な上弦の鬼です。彼の血鬼術には、斬られる度に分裂し新たな分身を生み出す能力があり、特に喜怒哀楽の感情を具現化した分身体は戦闘を複雑にします。無惨からは一般的には許容される存在ですが、時に「うざい」とも感じられています。

人間時代の半天狗は、自己正当化や犯罪行為で知られ、その性格は鬼となっても変わらないようです。人間時代の行いについては、彼を厳しく叱責した御奉行が「鬼滅の刃」における道徳的な良心として描かれ、読者にも好評です。

半天狗の戦闘能力と血鬼術

半天狗の血鬼術は斬られるごとに強力な分裂体を生み出すもので、その強さは最大で喜怒哀楽の四体の鬼を形成します。この分裂体はそれぞれが半天狗と同等の戦闘能力を持ち、本体はこれらの分身に守られながら戦います。このため、半天狗を一人で倒すのは非常に困難です。

彼の血鬼術と戦略は、多くの鬼殺隊員にとって大きな脅威となっており、単独ではほぼ勝つことができないほどです。しかし、その能力にも限界があり、分裂体の能力が低下する点や、複数の鬼殺隊員との戦いでは劣勢に立たされることもあります。

 

上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)

玉壺は、目が口の位置にあり、額と口にも目があるという非常に異形な姿をしています。自らの体を改造しており、その外見は多くの者にとって気持ち悪く感じられることが多いです。彼の血鬼術は、壺間を自在に移動することが可能で、これによって高い探知能力を発揮します。

無惨からの評価と芸術性

鬼舞辻無惨は、玉壺の作る壺を美しく、価値があると高く評価しており、そのために彼を「お気に入り」と見なしています。しかし、玉壺の芸術作品は、その残虐性から一部では非難も受けます。特に、刀鍛冶の里編で展示された作品は、そのグロテスクな造形で時透無一郎から強い嫌悪感を抱かれました。

自身の作品に対する批判には敏感で、評価しない者には「審美眼のない猿」と罵ります。彼のこの性格は無惨以外のほぼ全ての生命体を見下していることを示しています。

玉壺の戦闘能力と血鬼術

玉壺の血鬼術には、空間内での自由な移動や、壺から特殊な水生動物を生み出す能力があります。これらの能力は探知や情報収集に特化しており、特に戦闘では時透無一郎との一騎打ちで敗れはしましたが、その能力の広範囲への応用は評価されています。触れたものを鮮魚に変える一撃必殺の術など、彼の技は非常に独特です。

敗北の原因は、おそらく彼の戦術が浅かったため、または時透無一郎の異常な強さによるものと考えられます。それにもかかわらず、彼の技は「弱い筈がない」と多くの読者から高く評価されています。

上弦の陸・堕姫と妓夫太郎

堕姫と妓夫太郎は、兄妹であり、一体として戦う特異な鬼です。堕姫は帯を操る血鬼術を使い、妓夫太郎は毒性の高い血釜を用いて攻撃します。彼らを倒すには同時に頸を斬る必要があります。無惨からは、堕姫は時折子供っぽさが目立ち、妓夫太郎は彼の背景と貪欲な性格が評価されています。

二人は吉原遊郭を根拠地としており、特に堕姫は花魁としての地位を利用しています。彼らは無惨に様々な面で評価されているものの、妓夫太郎が討伐された後、無惨は彼らへの期待を抑えるよう自らに言い聞かせました。

堕姫と妓夫太郎の血鬼術と戦闘能力

堕姫の血鬼術は彼女の帯を使った広範囲攻撃で、妓夫太郎は致命的な毒を含む攻撃を放ちます。一度彼らの攻撃を受ければ戦闘不能になる可能性が高く、特に妓夫太郎の戦闘力は柱と互角以上です。

しかし、堕姫は柱に比べると明らかに劣る力しか持たず、その戦力は下弦の鬼と比較してやや上とされていますが、宇随天元には瞬時に倒されてしまいました。「弱すぎる」と低く評価されていますが、彼らを倒すには同時に攻撃する必要があり、それが困難を極めるため、多くの柱が彼らに敗れてきました。

新たな上弦の鬼

鳴女(なきめ)

鳴女は、長い髪で目元を覆い隠し、琵琶を演奏することで知られる鬼です。彼女の血鬼術は、琵琶の音色で無限城という空間を創り出し、自在に操ることができます。この能力は戦闘では直接的な攻撃力は低いものの、空間を操作することで敵を翻弄する厄介な技術です。

無惨からは、彼女の成長した能力を「便利で気に入っている」と高く評価されています。もともとは特定の階級に属さない異能の鬼でしたが、玉壺が討伐された後に上弦の肆として昇格しました。

鳴女の戦いと最期

鳴女は刀鍛冶の里編で玉壺が討伐された後、無惨によって多くの血を与えられ、その結果能力が大幅に拡張されました。彼女は産屋敷邸や鬼殺隊の居場所の特定、彼らを無限城に陥れることで重要な役割を果たし、一時期は十二鬼月の中で最も活躍したと言われています。

しかし、その強大な能力にも関わらず、彼女の物理的戦闘力は下弦の鬼にも劣るとされ、その弱点を空間操作で補っていました。最終的には、産屋敷輝利哉の戦略と愈史郎の特化した視覚により、簡単に裏をかかれ、無惨によって処分される運命を迎えました。

新・上弦の陸:獪岳(かいがく)

獪岳は元鬼殺隊の剣士で、自己中心的な性格が特徴です。彼は我妻善逸の兄弟弟子であり、桑島慈悟郎の指導を受けた経歴を持っています。彼の戦闘スタイルは、雷の呼吸とその血鬼術を融合させるもので、非常に独自性があります。鬼舞辻無惨からの評価は具体的には記されていませんが、彼の能力は注目されていることが窺えます。

獪岳の過去と戦闘能力

獪岳は任務中に黒死牟と遭遇し、鬼としての道を選んだことで生き延びました。これにより、彼は上弦の陸として無限城にて再登場し、新たな生を得ることとなりました。彼の出自は悲鳴嶼行冥の寺の孤児であり、自己保身のために他の子供たちを犠牲にした過去があります。

獪岳の血鬼術は、雷の呼吸を基にしており、その技術は肉体を直接破壊するほどの威力を持っています。彼は我妻善逸との戦いでその能力を披露しましたが、鬼になって間もないため完全には力を制御できていない状態でした。この不完全さが彼の敗北を招いた一因となります。

雷の呼吸に関しては、善逸が壱ノ型を会得しているのに対し、獪岳はそれを習得できていませんでした。これは彼の技術に一定の限界があることを示しており、彼の才能にはばらつきが見られることを意味しています。

 

まとめ

『鬼滅の刃』は、鬼として描かれるキャラクターたち、彼らの能力、そして彼らの生き様は、一見すると単なる敵対者であるかのように見えますが、それぞれの背景には深い人間性や葛藤が隠されています。

例えば、上弦の鬼たちがそれぞれ独自の強力な血鬼術を持ちながらも、彼らの個性や過去が彼らの現在の形を形成していることが示されています。

鬼たちもかつては人間だったという事実を通じて、悪とされる存在にも理由や背景があり、単純な善悪で判断できない複雑さを持っていることを示しています。

たとえば、鳴女のように戦闘力は低いものの、彼女の空間操作能力は極めて高く、この能力がどのように彼女の運命を形作ったかを描いています。また、鳴女が最終的に無惨によって処分される運命を辿ることは、権力と忠誠のテーマを探求していることを示唆しており、無惨のキャラクターが如何に複雑かつ計算高いかを浮き彫りにしています。

この物語は、個々の鬼がどのようにして鬼になったのか、そして彼らがどのように戦い、最終的にはどのような終わりを迎えるのかを通じて、運命と自由意志、救済と破滅の間の線を探ります。キャラクターたちが直面する道徳的、哲学的問題は、読者に対しても、自分たちの生活や周囲の世界について考えるきっかけを提供することでしょう。このように、『鬼滅の刃』の作者は、アクションと冒険の物語を超えた、より深い人間理解と共感を読者に投げかけています。

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