霞柱・時透無一郎、始まりの呼吸の後継者であり、僅か2か月で最年少柱に上り詰めた彼の変化は注目に値します。元々は何事にも無関心で、表情に乏しい印象を与えていた無一郎ですが、記憶を取り戻す過程で彼の本来の姿も明らかになりました。この記事では、記憶を取り戻した無一郎が放った、本来の彼を象徴する名言を紹介します。
時透無一郎の名言集
「邪魔になるからさっさと逃げてくれない?」
本来は助けを優先しないと判断した時透無一郎ですが、炭治郎から学んだ「人のためにすることは巡り巡って自分のため」という教えを胸に、追い詰められた小鉄を救う決断をします。その選択が、彼の内面の変化を示しています。
「いやできる、僕はお館様に認められた鬼殺隊霞柱・時透無一郎だから」
さらなる試練に直面した無一郎が、自身の役割と責任を自問自答します。過去にお館様から得た信頼と自信を胸に、彼は迷いながらも前進を決意。自分が柱としての自覚と使命感を新たに確認する瞬間です。
「おい、いい加減にしろよクソ野郎が」
玉壺が行った刀鍛冶たちへの冒涜的な行為に対し、無一郎は怒りを露わにします。かつては感情表現に乏しかった無一郎が、仲間への共感や正義感を前面に出し、その成長した人間性を見せつける言葉です。
時透無一郎の感謝の言葉
「俺のために刀を作ってくれてありがとう鉄穴森さん」
玉壺との戦いで、刀鍛冶の鉄穴森が作った新しい刀を手にした無一郎。小鉄少年の勇気ある行動を目の当たりにしたことで、記憶を取り戻し、自らの刀で玉壺の血鬼術を断ち切りました。この刀は、鉄穴森が先代刀鍛冶の指示に従って作り上げたもので、無一郎はその切れ味に感動し、深く感謝の言葉を述べました。
「どんなに凄い攻撃も当たらなかったら意味ないでしょ」
玉壺との言葉の応酬の中で、無一郎は自身の鋭い洞察力を見せつけます。自慢話に花を咲かせる玉壺に対して、無一郎はシンプルかつ的確な一言で彼を黙らせました。この言葉は、彼の戦闘に対する真摯な姿勢を示しています。
「何百年も経ってたらお前の血も細胞も俺の中にはひとかけらも残ってないよ」
無一郎が黒死牟と対峙した際、彼は自分との血縁を語る黒死牟に強く反発します。家族を失った痛みを知る無一郎にとって、鬼とのつながりを認めることは許されないことであり、彼のこの言葉からは深い怒りと拒絶が感じられます。
「僕は幸せになる為に生まれてきたんだ」
上弦の壱・黒死牟を討伐へと導いた無一郎は力尽き、黄泉の世界へ。
そこには死別した兄・有一郎が無一郎を追い返そうと迎えに来ていました。
こんなところで死ぬなんて、何の為に生まれたのかわからないじゃないかと問い詰める有一郎に対し、無一郎がはっきりと答えました。
再び見つけた幸せ
無一郎は、家族4人で暮らしていた時も、有一郎が亡くなって一人になってつらいことも沢山ある中、また仲間ができて、数えきれないほど幸せを感じる瞬間があったと話しました。
兄弟の和解
”有一郎にだけは無駄死になどと言われたくない”と泣く無一郎に、有一郎も、”無一郎だけには死んでほしくなかった”と本音を話し、抱き合って和解。
最後の最後ですが、二人の心がやっと通じ合い、お互いに素直になることができました。
無一郎の成長と喜び
有一郎の命を奪った鬼に対する怒りから柱まで上り詰めた無一郎が記憶を取り戻し、また笑顔になれる仲間ができ、そして兄・有一郎とも分かり合うことができ、本当に良かったです。