以前まで読めていた『魔法使いの嫁』がもしこれまでのプラットフォームで見つけられないことに困惑すると、打ち切り?移転?休載?と疑問に思うことでしょう。
この記事では、魔法使いの嫁の打ち切りの是非、連載再開等の真相についてまとめました。
『魔法使いの嫁』は打ち切り?
『魔法使いの嫁』は打ち切りされたわけではなく、連載を新たな場所で再開しています。この記事では、その移籍の経緯と現在の連載状況について詳しく解説します。
連載の背景と初期の成功
『魔法使いの嫁』は2013年11月にマッグガーデンの『月刊コミックブレイド』で連載がスタート。
ヤマザキコレ先生にとって2回目の連載作品で、準備期間はわずか2週間と短かったものの、編集者・新福恭平氏と密接に協力して作品が制作されました。
発売された第1巻は予想以上の反響を呼び、多くの書店から追加注文があるほどの人気を博しました。
2020年の販売中止とその影響
連載が順調に進む中、2020年末には一部のサイトで『魔法使いの嫁』の配信が突如停止されました。
この停止はマッグガーデンからの申し入れによるもので、特にpixivコミックでは大きな話題となりました。
「学院篇」の完結と休載の発表
2023年3月には「学院篇」が完結し、同時にヤマザキコレ先生が長期休載に入ることが発表されました。この時期には、20巻までの単行本が発売され、第2期のアニメ放送もありましたが、先生は充実した休息を取られていました。
『魔法使いの嫁』連載再開と移籍の詳細
2023年12月からは、『魔法使いの嫁』が『コミックグロウル』(ブシロードワークス)へ移籍し、連載が再開されました。移籍後も連載は続いており、ヤマザキコレ先生自身がSNSで「連載中です」とコメントしています。
これにより、ファンの間での誤解が解消され、作品を楽しむ多くの読者が新しいプラットフォームに注目しています。
『魔法使いの嫁』の移籍理由と移籍金の詳細
移籍の背景
『魔法使いの嫁』が掲載誌を変更した主な理由は、その担当編集者であった新福恭平氏が編集長として新たな雑誌を立ち上げたことにあります。新福氏は以前の出版社を離れ、ブシロードワークスにて『コミックグロウル』を創刊しました。この新しい雑誌の立ち上げに際し、『魔法使いの嫁』を中核とすることで、新雑誌の魅力を高める狙いがありました。
新福氏のこの決断は、以前から漫画配信サービスに関わる経験を持つ彼のキャリアに基づいており、特に過去にリンガ・フランカでの経験が影響しています。この会社は2024年3月に解散を迎えましたが、その過程で得た知見が新たな雑誌創刊の推進力となったのです。
移籍金の詳細
『魔法使いの嫁』の移籍に際して、ブシロードワークスはマッグガーデンに対して2億円の移籍金を支払いがあったといわれています。
この取引により、IGPort(プロダクションI.G.の親会社であるグループ会社)は特別利益を報告しています。これはプロスポーツ選手の移籍に例えられるほどの高額であり、作品の人気とその固定ファン層の広さを反映しています。
このような大規模な移籍は、出版界においても異例の事態であり、『魔法使いの嫁』が新しい雑誌の目玉としていかに価値があるかを示しています。